グルチッチ×JINSの新作は、8種類の丸いメガネ。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

グルチッチ×JINSの新作は、8種類の丸いメガネ。

メガネブランド〈JINS〉によるジンズ デザイン プロジェクトの第2弾がついに発売。あのコンスタンティン・グルチッチが初めてデザインした8種類のメガネが、すべて丸い理由とは? 

自らデザインした〈JINS〉のメガネをかけるコンスタンティン・グルチッチ。15歳の頃からずっとメガネを使ってきた彼だが、メガネをデザインするのは今回が初めて。
「メガネの本質からデザインする」をテーマに〈JINS〉が取り組むジンズ デザインプロジェクト。第1弾のジャスパー・モリソンに続いて第2弾に起用されたのは、家具や照明器具のマスターピースを数多く手がけるドイツ人デザイナー、コンスタンティン・グルチッチだ。今回、彼は8種類のラウンド型メガネを発表。すべてがラウンド型であることの理由を、新作発表会のために来日したグルチッチはこう話す。

「メガネの歴史はラウンド型から始まりました。人々は大昔から丸いメガネをかけて本を読み、学び、絵を描いてきた。そもそもレンズが丸いのでラウンド型が当たり前だったんです。そこで私も丸いメガネを出発点にデザインを考えることにしました」
グルチッチがデザインした8種類のメガネ。フォルムや素材を変えることでそれぞれに個性をもたせた。メガネの原点であるラウンド型を基本にしながら、全体としてはデザイナーの積極性が表れている。
グルチッチがデザインした8種類のメガネ。フォルムや素材を変えることでそれぞれに個性をもたせた。メガネの原点であるラウンド型を基本にしながら、全体としてはデザイナーの積極性が表れている。
幅広い分野で活躍するグルチッチだが、本格的にメガネをデザインするのは今回が初めて。だからこそ、その原点に立ち返ったのだという。さらにル・コルビュジエからジョン・レノンやスティーヴ・ジョブスまで、多くの著名人やクリエイターも丸いメガネを愛用していた事実に気づく。

「丸という形はアイコニックで、ストロングで、パワフル。しかし同時にありふれていて、慣れ親しまれてもいる。子どもにメガネの絵を描かせると丸いメガネを書きますよね。つまりとても自然な形なんです」
「ある人にはとても似合うメガネを、別の人がかけると笑えるほどおかしいこともある。そこがメガネのデザインの難しさ」とグルチッチ。普段は黒いフレームのメガネがトレードマーク。
さらにグルチッチは、ラウンド型メガネのバリエーションをいくつも考えていった。それは、丸いメガネの原型を突き詰めるのではなく、自由に発想をふくらませるような作業だったようだ。

「普段、私が家具をデザインするときは、まず確固としたコンセプトを考え、それに基づいて1つの形を完成させます。“スタイル”のバリエーションを考えたりはしません。しかし今回は、丸いメガネというものをさまざまに解釈していきました。〈JINS〉に提案した8種類がすべて受け入れられるとは予想していませんでしたが」
8種類のメガネはすべてユニセックスで、そのうち4種類は一部店舗での限定販売。モデルごとに各4色のバリエーションが用意されている。