DESIGN
隈研吾が手がける建築的な家具シリーズ。
December 16, 2017 | Design, Architecture | casabrutus.com | styling_Yusuke Takeuchi text_Rie Nishikawa
隈研吾がデザインした新しい家具コレクションがタイム アンド スタイルから発売に。その建築的なフォルムと座り心地は?
東京オリンピックに向けて建設中の国立競技場の設計をはじめ、スコットランドのヴィクトリア・アンド・アルバート・ミュージアム・ダンディーやスイス・ローザンヌのEPFL(スイス連邦工科大学)ほか、フランスのサン・ドニ駅など、世界各国でプロジェクトが進行中の隈研吾。
様々な建築プロジェクトにおいて協働で家具を製作してきたタイム アンド スタイルから、これまでに製作してきた家具を新たにリデザインし、展開するソファ3型のコレクションである。建築堂ように素材から構造、ティテールまで、細部にこだわったものだ。
KA(ケーエー)はカクカクした三角形を組み合わせたもの。シャープな見た目に反して、座ってみるとふわっと柔らかい。サイズはすべて1P/W900mm、2P/1600mm、 3P/2400mmとしていて、違うデザインのソファを組み合わせてもスッキリ収まることを前提とする。
様々な建築プロジェクトにおいて協働で家具を製作してきたタイム アンド スタイルから、これまでに製作してきた家具を新たにリデザインし、展開するソファ3型のコレクションである。建築堂ように素材から構造、ティテールまで、細部にこだわったものだ。
KA(ケーエー)はカクカクした三角形を組み合わせたもの。シャープな見た目に反して、座ってみるとふわっと柔らかい。サイズはすべて1P/W900mm、2P/1600mm、 3P/2400mmとしていて、違うデザインのソファを組み合わせてもスッキリ収まることを前提とする。
FU(エフーユー)はフカフカした座布団がそのままソファになったかのようなタイプ。座面を浮かせた印象にするため、14mm角の角棒をベースに使用。背は地面よりも10mm浮いていて、隈研吾の内装でも床と壁の入り隅は10mm隙間が空いているのと同じという。あえて隙間をつくることで、床と壁とが一度縁が切れ、空間に豊かさが生まれるという考え方だ。
MA(エムーエー)は布を巻き巻きしたようなタイプで、そうすることで真ん中に間が生まれるのでその意味でもMAのあるソファ。背を可動にすることで、背を折曲げた時に自然な皺が入るような意匠面と、好みの位置に背を止めることができるという機能面を実現した。
タイム アンド スタイル
TEL 03 5464 3208