セシリエ・マンツに注目する、メゾン・エ・オブジェ・パリ1月展。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

セシリエ・マンツに注目する、メゾン・エ・オブジェ・パリ1月展。

〈パリ・ノール・ヴィルパント見本市会場〉で毎年2回開催され、世界中から注目を集めるデザインとライフスタイル分野の見本市「メゾン・エ・オブジェ・パリ」。2018年の1月展でデザイナー・オブ・ザ・イヤーに選ばれたのは、日本でも人気の高いデンマーク人デザイナー、セシリエ・マンツだ。

「メゾン・エ・オブジェ・パリ」では、毎回「デザイナー・オブ・ザ・イヤー」として、デザイン&インテリアシーンで傑出した人物を選出しているが、2018年の1月展で選ばれたのは、北欧をベースに活躍するデザイナー、セシリエ・マンツ。

陶芸家の両親の元に生まれ、デンマーク王立芸術アカデミーとヘルシンキ芸術デザイン大学で学んだ彼女の作品は、北欧のライフスタイルを反映させた温かみのあるデザインや色合いが魅力だ。家具から家電まで、現代の生活にフィットする幅広いアイテムを手がけ、人気を集めている。今回の「メゾン・エ・オブジェ・パリ」では、過去のプロジェクトとともに新しいデザインも紹介されるという。
マンツの最初のプロジェクト《The Ladder》。はしごとイス両方の機能を持った作品。 (c) ERIK BRAHL
マンツは、今年〈金沢21世紀美術館〉で開催された「日々の生活−気づきのしるし」展のキュレーショも手がけた。 (c) CECILE_MANZ_STUDIO
こちらもマンツのデザイン。〈バング&オルフセン〉のワイヤレススピーカー《B&O BeoPlay A1》。
また、トレンドを掘り下げて発表する場である「インスピレーション・フォーラム」のスタイリングを今回手掛けるのは、パリのスタイリングオフィス〈ネリー・ロディ〉。SNSの人気によって、消費者がトレンドセッターとなりプロダクト作りに大きな影響を与えていく現象を、消費者が自らのライフスタイルを公開する「ショー・ルーム化」と捉え、「ショー・ルーム」をテーマに掲げたスタイリングを展開する。ハンガーラックや棚を利用したフォトジェニックな収納術、鏡を使った演出などを取り入れ、キュレーターのようにプロダクトを見せる消費者たちの自己発信のプロセスを、会場で再構築するという試みだ。同じテーマで作られたブックカフェも設置される。
「ショー・ルーム」をテーマにした、「インスピレーション・フォーラム」のスタイリングイメージ。
こちらも「インスピレーション・フォーラム」のスタイリングイメージ。
1年前からスタートしたデジタルプラットフォーム「MOM(メゾン・エ・オブジェ・アンド・モア)」にも引き続き力を入れていく。これは、「メゾン・エ・オブジェ・パリ」の延長として、開催されていない期間も、ショールームや25,000点を超える新作アイテム、クリエイターの情報をウェブ上で見ることができるというもの。出展者と来場者がコンタクトを取ることもできるので、交流や商談の場にもなっているという。

新しい試みも取り入れながらパワーアップしている「メゾン・エ・オブジェ・パリ」で、来年もどんな新作が発表されるのか、期待が高まる。

セシリエ・マンツ

(c) CASPER SEJERSEN

『メゾン・エ・オブジェ・パリ』

〈PARIS NORD VILLEPINTE〉
2018年1月19日〜23日。

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