DESIGN
伝説のアメリカン・レーシングクーペとスイスの老舗時計メゾンが夢のコラボ。
March 10, 2017 | Design, Fashion, Vehicle | sponsored | text_Norio Takagi
ジョルジェット・ジウジアーロ、ジョヴァンニ・ミケロッティ、フランコ・スカリオーネ……。自動車史を語る上で欠かせない、名カーデザイナーは数多い。キャロル・シェルビーも、そのひとり。ル・マンを制覇したカーレーサーであった彼は、世界最強のアメリカ製スポーツカーを自らの手で作る夢を追い求め、デザイナーへと転身した。そして創り上げたのが、1960年代のレースシーンでいくつもの栄光に輝いた名車シェルビー コブラである。
ボンネットの両サイドに大きくフェンダーがせり上がったフォルムは、いかにもマッチョでアメリカらしい。そしてレースシーンでは、その姿と名にたがわず、ヨーロッパ勢に対し獰猛な牙をむき、打ち負かして行った。
2015年、スイス屈指の老舗時計メゾンである《ボーム&メルシエ》は、シェルビー コブラとパートナーシップを結んだ。この〈ケープランド シェルビー® コブラ 1963〉は、コラボモデルの第2弾。モチーフとなったのは、1963年にセブリング12時間レースに参戦するために製作されたロードスター289 CSX2128である。
2015年、スイス屈指の老舗時計メゾンである《ボーム&メルシエ》は、シェルビー コブラとパートナーシップを結んだ。この〈ケープランド シェルビー® コブラ 1963〉は、コラボモデルの第2弾。モチーフとなったのは、1963年にセブリング12時間レースに参戦するために製作されたロードスター289 CSX2128である。
ダイヤルやストラップのカラーリングは、ブラックのボディにイエローのレーシングストライプをあしらったロードスター289にならい、2つのシルバーのインカウンターのデザインは、そのメーター類が規範だ。ダイヤル外周には平均速度が換算できるタキメーターを置いたレーシング仕様。それを測定するクロノグラフ秒針には、シェルビー コブラのマークを組み合わせ、伝説の名車にオマージュを捧げた。
ディテールにコブラの持つ力強さを借りながら、老舗時計メゾンはそれをエレガントに再構築し、クラシカル・モダンなクロノグラフを創り上げた。
ボーム&メルシエ TEL 03 4461 8030。>>公式サイト