Good TOOLS For Me|愛用のブックエンドを教えてください。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS facebook-a facebook instagram line twitter youtube

Good TOOLS For Me|愛用のブックエンドを教えてください。

毎回3人のゲストに愛用の日用品を教えてもらうコーナー。今回は書棚に欠かせないブックエンド。いろいろな素材が集まりました。

〈AJI PROJECT〉の《ROCK END》。

1つの庵治石を2つに割った、風合いを生かしたブックエンド。滑り止めのついた底面、磨きがかけられた内側など、機能性も高い。
本を購入するときに装丁を気にしない人はいないだろう。もちろんそれだけが購入動機にはならないにしても、欲しかった本の装丁が自分好みだとより嬉しいものだ。

だけどいざ読み終えて本棚に並べてみると、最も目にするのは背表紙だと気づく。さまざまな本が並ぶ自分の本棚。気が向いたときに並び替えをすると、背表紙たちはそれぞれが1ページであり、それらを挟むブックエンドを表紙にして、まるで本棚そのものが1冊の本のように思えてくる。

この自然の石をそのまま使ったブックエンドは、〈AJI PROJECT〉という庵治石を使った日用品を提案するブランドのもの。見た目以上に重く、ビクともしない。だからこそどんな本もしっかり支えてくれるし、自然の石の風合いは、いかなる背表紙のデザインも邪魔しない。増えたり、入れ替わったり、まったく一貫性のない自分の本棚。その本棚そのものが自分だけの1冊の本なのだとしたら、何にも動じない石でできたこのブックエンドは、まさに最適な表紙であるように思う。

松倉 葵

まつくらあおい アクセサリーデザイナー。〈AOM〉〈NEVE〉の2ブランドのアクセサリーの製作・販売をしている。大阪と東京で年2回の展示を開催し、人気を集めている。