手のひらで楽しむポストモダンなガラス。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

手のひらで楽しむポストモダンなガラス。

楽しげな色と形を持つ、ガラスのオブジェ。注目のガラス作家・髙橋漠さんの作品です。

シリーズ名は〈かたちの中身〉。ペーパーウェイトなどにしてもよさそう。色や形はバリエーションが豊富にあり、一部を〈プレイマウンテン〉(TEL 03 5775 6747)で取り扱い中。4,500円〜。
光にかざしたり、心地よい重みを感じたり、表面をなでて質感を楽しんだり……。飽きることなく手の中で遊んでしまう、ガラス作家・髙橋漠さんのつくるオブジェ。〈プレイマウンテン〉など都内のショップでも取り扱いがスタートし、じわじわと人気が高まる注目の作家だ。福岡県宗像市のアトリエを訪ね、話を聞いた。
福岡県宗像市のアトリエ。祖父が使っていたという納屋をセルフビルドで改装。吹きガラスは設備も大掛かりだ。
Q この作品ができたのはいつ?
〈かたちの中身〉というシリーズで、昨年の個展から、本格的に発表しはじめました。ガラスの持つ“不思議さ”をストレートに表現したいと思ったのがきっかけです。

Q “不思議さ”というと?
ガラスは身の回りにあふれている素材なのに、何からできているか知っている人は意外と少ない。光を通したり、向こうが透けるという性質も、土や木にはないもの。例えば、オブジェには小さな気泡ができることもあるのですが、素材の中に空気を閉じ込めているというのも、よくよく考えると面白い。そういったことを手のひらで感じてもらえたらと思ったんです。
〈TOUMEI〉というブランド名で花瓶や食器などプロダクトも制作。
Q サイズ感も重要なのですね。
はい。学生時代は大きな作品やインスタレーションもつくっていました。でも、この作品は手に持って見るという距離感が重要。覗き込んだり、握ったりしながら、何か発見があればうれしいです。

Q 色や形が自由。メンフィスなどポストモダンな空気も感じます。
よく言われますが、意識したことはないんです。大切にしているのは“楽しい”という感覚ですね。