トム・サックスさん、結構なお点前で。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

トム・サックスさん、結構なお点前で。

NYのノグチ・ミュージアムが、トム・サックスのお茶室になりました。

この茶道具の持ち主は?

茶碗にはNASAのロゴ、茶筅をよくよく見るとマキタの電動エンジン付き、しかもミルク泡立て器の先端が! このキテレツな茶道具を作ったのは、NYのあの人気アーティスト。しかもなんとノグチ・ミュージアムでお茶会って!?
アーティスト、トム・サックスがなんと茶の湯を極めてみせた。それも彼独自のスタイルで! 茶碗や釜、柄杓といった茶道具から掛け物、花入れなど茶道で使うあらゆる品を自作し、茶会を開く。しかも場所は、あのイサム・ノグチ美術館。トムが工業用素材でつくったファンキーな茶室や池がノグチ彫刻と仲良く寄り添う、前代未聞のイベントだ。

ボクの茶室にいらっしゃい。

トム・サックス 1966年ニューヨーク生まれ。ロンドンで建築を学びLAのフランク・ゲーリー事務所で家具制作に携わる。90年ごろ、NYでスタジオ設立。世界的人気を誇る立体造形アーティスト。
茶道具もすべてトム作。このウッドも実は凝っていて、安い合板を独自のアングルで切り出し木目を見せている。
この『トム・サックス茶室』はノグチ美術館・開館30周年を記念した展覧会。同館の庭園そして1階フロアが、そっくりそのままトムの茶の湯ワールドへと変身した。同館でノグチ以外の単独アーティスト作品が展示されるのは、これが初の試みだ。なぜ茶の湯? なぜトムがノグチ美術館で?