DESIGN
設立15周年〈ライゾマティクス〉初となる美術館での大規模個展、3月開催。
March 9, 2021 | Design, Art | casabrutus.com | text_Mio Koumura editor_Keiko Kusano
〈ライゾマティクス〉が設立15周年。美術館では初となる大規模個展が開催されます。フィジカルでも、デジタルでも楽しめる、その内容とは?
2021年に設立15周年を迎える〈ライゾマティクス〉。これまで彼らが手掛けた作品や新作の数々が、2021年3月、東京都現代美術館で公開される。美術館における大規模個展は〈ライゾマティクス〉としては初めて。
ライゾマティクスは2006年の設立後、真鍋大度や石橋素らを中心に、アイデア、ハード・ソフト開発からオペレーションに至るまでチームが一貫して取り組むフルスタック集団として成長してきた。これまでにアーティスト・ビョークをはじめ、Perfumeや狂言師・野村萬斎、研究者らとのコラボレーションや、多様な視覚化や問題提起型のプロジェクトを実施するなど、日々ヴァーチャルとリアルとの境界線が曖昧になる現代において、様々な角度から新しい表現を模索し続けている。
ライゾマティクスは2006年の設立後、真鍋大度や石橋素らを中心に、アイデア、ハード・ソフト開発からオペレーションに至るまでチームが一貫して取り組むフルスタック集団として成長してきた。これまでにアーティスト・ビョークをはじめ、Perfumeや狂言師・野村萬斎、研究者らとのコラボレーションや、多様な視覚化や問題提起型のプロジェクトを実施するなど、日々ヴァーチャルとリアルとの境界線が曖昧になる現代において、様々な角度から新しい表現を模索し続けている。
本展ではアーティストとしての枠を超え、未知の視覚ビジョンを追求するライゾマティクスの15年の軌跡とその魅力を伝えることで、新しいアーティストの役割について提示する。彼らの領域横断的な過去のクリエイションを展望するとともに、新作プロジェクトも初披露。また、オンライン上でも新作やアーカイブを閲覧できるようハイブリッドに展開する。コロナ渦の中、人間同士のコミュニケーションの方法が急速に変化するなか、世界の変化と同期する彼らのクリエイションは新しい人間の在り方のヒントになり得るのかもしれない。
『ライゾマティクス_マルティプレックス』
〈東京都現代美術館〉企画展示室地下2F。2021年3月20日〜6月22日。10時〜18時(展示室入場は閉館の30分前まで)。一般1,500 円。 ※5月28日追記:臨時休館が続いていたが、6月1日から再開が決定。 日時指定、要事前予約(当日券の販売は行わない)。再開後の会期は6月1日〜22日(休館日なし)。5月29日15時から事前予約開始。事前予約はこちらから。