冷水希三子がキュレーションするうつわの販売展覧会。「usual/unusual」なうつわとは? | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

冷水希三子がキュレーションするうつわの販売展覧会。「usual/unusual」なうつわとは?

Casa BRUTUS本誌にもたびたび登場し、レシピや食卓のスタイリングを提案してくれる料理家・冷水希三子さん。ヴィンテージから若手作家の作品まで数々のうつわを目にし、使ってきた冷水さんが、器の展覧会をキュレーションしました。

今回展示販売される作家の一人、津田清和はガラス作家。photo_Tetsuya Ito
業界きってのうつわ好きで知られる料理家の冷水希三子さん。アトリエのうつわ棚には、全国・海外へ赴くたびに買い求めたという和・洋・アジア様々な種類のうつわたちが1000枚ほど収められている。

ベルギーで購入した業務用の白いリム皿にはホタテのスープを、優しい黒の錆器の皿には果物のキムチ和えを、ミルクティー色のぽってりしたアンティーク皿にはとろりと半熟卵が載ったポテトサラダを。この料理にはこのうつわしかない! と思うほどしっくりする組み合わせのときもあれば、はっとするほど思いがけない使い方のときも。冷水さんのうつわ使いは、いつも遊び心に溢れている。
津田清和の大きなガラスボウルは、ショーケースや日用品入れなど使い方様々。photo_Tetsuya Ito
今回は気泡入りガラスをオーダー。ぽってりとしたフォルムが愛らしい。photo_Tetsuya Ito
そんな冷水さんがキュレーションしたうつわの展覧会が開かれる。『usual / unusual』と題されたその展覧会には、冷水さんが5人の作家にテーマの「usual / unusual」を伝え、制作をお願いしたうつわが並ぶ。

作家は、和歌山県・龍神村で作陶する中本純也、木工作家の佃眞吾、岡山で焼締めのうつわを作る寺園証太、韓国で作陶するイ・キジョ、ガラス作家の津田清和。もちろん、冷水さんがふだんから愛用しているうつわを作る面々だ。
木工作家・佃眞吾の椀。「佃さんは惚れ惚れするようなきれいな形と、どうやったらそうなるんだろう? と思う仕上がりができる作家さん。そこに、この椀のように歪みをきかせたり、一つずつ違う味わいがあったり。毎日使ううつわだから普通だけど、その普通がいい」。
韓国で作陶するイ・キジョのうつわ。「初めて工房にお邪魔したとき、うつわより自家製キムチや味噌などを楽しげに見せて、食べさせてくれました。食いしん坊さんが作るうつわだからか、何気ないけど毎日手が伸びる使いやすさがキリッとした白磁の中にあるんだなと使うたびに思います」。
岡山で焼締めを焼いている寺園証太。「土の様々な表情が見ていて飽きない。初めて買ったコンポートも、凛々しい佇まいです」。
和歌山県・龍神村で作陶する中本純也の白磁。「工房にお邪魔させていただいたとき、山の中で自然とともに過ごされていて、そのおおらかさがうつわにも現れているんだなと感じました。冷たい感じはなく、土感すらある白磁。あたたかみと柔らかさをまとっていて、日常になじみます」。
津田清和のガラスボウル。冷水さんはクロス入れに。「津田さんはご自身は普段作らないけれど、自分で買うのはぽってりしたガラスだ、とお話しされていて。ではそれを作ってください! とお願いしました(笑)。ガラスに気泡を入れていただいたのですが、それがとても難しかったそう。でも、とてもがんばってくださいました!」
「普段何気なく使っているうつわに、たまに家を見渡して『ありがとう』と言いたくなるときがあります。”普通”が自分にとって、いいこと。今回、作家さんたちには作りたいものを作ってください! とお願いしました。どんなうつわが来るか、私もとても楽しみです」。

気に入ったものは購入可能。入場は予約制なのでお早めに。

『usual / unusual』

〈CURATOR'S CUBE〉●東京都港区西新橋2-17-1八雲ビル3F TEL 03 6721 5255。
会期:2月12日〜28日。12時〜17時。月曜休。
会期中はアポイントメント制での運営。 メール(cc@landscape-products.net)にて問い合わせ、来廊希望日時をお知らせください。
※ 各時00分/30分より各回30分 (例 : 12時30分〜13時/15時〜15時30分)
※ 各回1組2名まで(お子様の同伴はその限りでありません)
※ 新型コロナウイルス感染状況に応じ、企画及び運営内容に変更が生じる可能性があります。

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