DESIGN
スティーブン・ホールが設計した、緑に浮かぶ半透明の「凧」。
『カーサ ブルータス』2021年2月号より
January 17, 2021 | Design, Architecture | window on the world | photo_Paul Warchol text_Mika Yoshida & David G. Imber
ペンシルバニアのフランクリン&マーシャル大学に完成した美術学部の新校舎は、まるでカイト(凧)のよう。
実はこれ、同大学にゆかりの深い政治家・物理学者のベンジャミン・フランクリンが、雷が電気であるのを証明した凧揚げ実験へのオマージュだ。手がけたのはスティーブン・ホール。コンクリートでできた1階部分の上に、半透明のガラスとスチールからなる2階部分が軽やかに。