ル・コルビュジエとピエール・ジャンヌレの家具作品が京都〈新風館〉に集結! | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

ル・コルビュジエとピエール・ジャンヌレの家具作品が京都〈新風館〉に集結!

2020年6月にオープンした〈ジョン スメドレー京都店〉にて〈GALLERY-SIGN TOKYO〉が『メイド・イン・チャンディーガル』展を開催中。関西初となる展覧会に注目が集まっています。

《Folding screen》はジャンヌレのパーテーションに新たに〈ジョン スメドレー〉の生地を貼ったコラボレーションアイテム。
広々とした店内の半分をギャラリーとして使用すると同時に、洋服をディスプレイする什器として使い、それぞれが持つ歴史をミックスさせている。
公共施設で使われていた《Slated bench》の上に載せられているのは洋服と、今回の展覧会の贅沢なフライヤー。
産業革命の真っ只中の1784年にアンダーウェアの生産をスタートし、革新的な要素を取り入れつつも英国の熟練した職人の技術を大切に受け継ぎ、厚い信頼を得てきた〈ジョン スメドレー〉。今年6月にオープンした京都店は、1926年に建てられた旧京都中央電話局を隈研吾がリニューアルした複合施設〈新風館〉の一角にある。広々とした店内で初となる展覧会として開催されているのが『メイド・イン・チャンディーガル』展だ。
通常のディスプレイでもジャンヌレの椅子を使用しているという〈ジョン スメドレー京都店〉。什器として作品が使われている贅沢な空間だ。
《Livrary set》は椅子の背面の文字から大学の図書館で使われていたことがわかる。
コルビュジエとインドの建築家バルクリシュナ・ドーシによる《Desk-Console》。手前はコルビュジエとジャンヌレによる《Cube》。
学生のためにデザインされた《Architect desk》と《High stool》。
民家などで使われていた《Day bed》。
チャンディーガルはル・コルビュジエが挑んだ都市計画の中で唯一実現した街。インドの北部に位置し、世界遺産「ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-」の構成資産のひとつでもある。1896年スイスに生まれた建築家・ピエール・ジャンヌレはル・コルビュジエの従兄弟でもあり、チャンディーガルでは現地で監督として、地元ならではの素材を用いて90にも及ぶ公共施設や学校、住宅などの建築群に100種類以上の家具をデザインした。異国の地において、地元の伝統工芸や職人の技術と密接することを目的として作られた家具は、その機能美で近年高い注目を集めている。そのオリジナル32点が一堂に会したのが今回の展覧会だ。
ジャンヌレが自邸で実際に使っていた《Bamboo armchair》。
座面に編んだラタンを使った《Low caned stool》。このようにジャンヌレの作品にはインドで使われる素材が多用され、職人の手仕事が見てとれる。
チークの無垢材とラタンを組み合わせた《Cross easy chair》。
《Square table》と《Office armchair》。
「京都という日本の伝統美を継承する歴史ある街で、会場となるのはこちらも歴史ある〈ジョン スメドレー〉。そこでル・コルビュジエとピエール・ジャンヌレによる手仕事の痕跡を再認識・再発見してもらえたら」と〈GALLERY-SIGN TOKYO〉溝口至亮さん。

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