DESIGN
下北沢の線路跡にできた新しい“まち”のかたち。
『カーサ ブルータス』2020年6月号より
May 25, 2020 | Design, Culture, Food | a wall newspaper | text_Housekeeper
注目の複合施設〈BONUS TRACK〉が誕生。仕掛け人2人が目指すコミュニティの未来とは。
下北沢から世田谷代田にかけて伸びる小田急線の線路跡地を再開発した「下北線路街」。まさに東京版ハイラインといえるこのエリアの一角に、新しい“まち”が誕生した。その名も〈BONUS TRACK〉。12もの飲食店や本屋に、コワーキングスペースや居住空間が緩やかに繋がるコミュニティだ。共同代表である、内沼晋太郎と小野裕之の2人に話を聞いた。
Q 〈BONUS TRACK〉とはズバリ、どんなエリアですか?
小野(以下O) 職住遊が一体となった商店街のような場所ですね。各店舗の2階には居住スペースがあり長屋のような造りになっていて、それが緩やかに軒を連ねています。それにコワーキングスペースやシェアキッチンもあるので、まさに小さな “まち” ですね。
Q 〈BONUS TRACK〉とはズバリ、どんなエリアですか?
小野(以下O) 職住遊が一体となった商店街のような場所ですね。各店舗の2階には居住スペースがあり長屋のような造りになっていて、それが緩やかに軒を連ねています。それにコワーキングスペースやシェアキッチンもあるので、まさに小さな “まち” ですね。
内沼(以下U) 様々なバックグラウンドを持つ人が働いたり訪れたりすることで、多様な関係性が生まれていけばと考えています。イベントなども企画していて、出店したりしなくても、色んな関わり方ができるようにしたいですね。
O あと、若い人がチャレンジできる場所にもしたいですね。それを想定して、賃料もこのあたりにしては安めに設定しています。
O あと、若い人がチャレンジできる場所にもしたいですね。それを想定して、賃料もこのあたりにしては安めに設定しています。
Q 〈B&B〉も移転オープンしますが、リニューアルに際して新しくなった点は?
U 以前は地下1階にありましたが、今回は2階にあるので、天井が高く風も通り抜け、気持ちの良い空間になっています。今までやってきた以上に、本の品揃えやイベントも充実させていく予定です。
U 以前は地下1階にありましたが、今回は2階にあるので、天井が高く風も通り抜け、気持ちの良い空間になっています。今までやってきた以上に、本の品揃えやイベントも充実させていく予定です。
Q たくさんのお店がありますが、その中で特にオススメするポイントやお店は?
O 個人的には、〈恋する豚研究所 コロッケカフェ〉です。障がいを持つ方々が働きやすい職場を作っている会社の2号店で、福祉にこれまで馴染みがなかった方々にもぜひ来てほしい。
U 通勤や通学の人たちが朝食をテイクアウトできる場にもなるし、昼はランチ、夜はお酒も飲めて、時間帯によって色んな楽しみがあるのが魅力ですね。これからどんな“まち”になっていくのか、僕ら自身もワクワクしています。
O 個人的には、〈恋する豚研究所 コロッケカフェ〉です。障がいを持つ方々が働きやすい職場を作っている会社の2号店で、福祉にこれまで馴染みがなかった方々にもぜひ来てほしい。
U 通勤や通学の人たちが朝食をテイクアウトできる場にもなるし、昼はランチ、夜はお酒も飲めて、時間帯によって色んな楽しみがあるのが魅力ですね。これからどんな“まち”になっていくのか、僕ら自身もワクワクしています。
内沼晋太郎
ブックコーディネーター、クリエイティブディレクター。〈本屋B&B〉や出版社〈NUMA BOOKS〉を経営。著書に『これからの本屋読本』など。
小野裕之
ビジネスプロデューサー。ウェブマガジン〈greenz.jp〉の運営を経て、現在は同社のビジネスアドバイザー。社会福祉や地域産業の発展に取り組む。
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