次世代のソファが作る新しいワークスタイル。バーバー&オズガビーの《ソフト ワーク》とは? | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

次世代のソファが作る新しいワークスタイル。バーバー&オズガビーの《ソフト ワーク》とは?

エドワード・バーバー&ジェイ・オズガビーが〈ヴィトラ〉から発表したモジュラーソファシステム《ソフト ワーク》。新時代のワークスタイルに彼らが導き出した答えとは。来日したエドワード・バーバーに話を聞いた。

《ソフト ワーク》に腰掛けるエドワード・バーバー。
「コンピュータの登場は、オフィス環境に大きな変化をもたらしました。そして、2000年代に入り、スマートフォンやタブレットが日常に浸透したことで、私たちの働き方も一気に自由に。型にあてはまらないワークスタイルに対応するオフィス家具のあり方を追求しながら生まれたのが、今回発表した《ソフト ワーク》なのです」

バーバー&オズガビーのエドワード・バーバーは、働き方の変化に合わせ、デザインも大きくステップアップする必要があると語る。彼がそれを強く意識したのは、イースト・ロンドンにオープンした〈エース・ホテル ショーディッチ〉の内装を手がけたときのこと。

「ホテルのラウンジで宿泊していない近隣の人々が日夜訪れ、普通に仕事をしている。この光景を見ながら、彼らのように場所を選ばず自由に働く人のために新しいツールを考えなくては思ったんです。この背景には、情報機器の発達だけでなく、フレックスタイムやフリーアドレスの導入、フリーランスの活躍なども影響していると感じました」
スペースの大きさや目的に応じて、自在に連結できる《ソフト ワーク》339,600円〜。
W46〜×D240〜×H65cm。
バーバー&オズガビーは、自由なスタイルで働く人々の姿をじっくりと観察することから、リサーチをスタート。

「安定した姿勢を保ちながらも、ときに考えごとをするために足を投げ出したり、意見を共有するために隣同士に並んでみたりと、スタイルは人それぞれ。PCや資料を置くためのサイドテーブルも必要ですが、空間を好きに移動するためには固定式だとNG。そして多くの人は電源を確保するために、コンセントパネルの近いところに陣取っているのも特徴的でした」
ソファの中央に差し込める小テーブルは、回転式。支柱下部にある電源は、ソファ下に収納することもできる。
こうしたプロセスのなかで、現代の仕事環境に必要なのは、「デスク&チェア」という典型のオフィス家具ではなく、ソファを進化させたモジュールシステムであるという答えを導き出したバーバー&オズガビー。彼らはヴィトラとともに、連結式のレールの上に自在に組み替え可能な、ソファやテーブル、パーテーション、コンセントなど、多種多様なオプションパーツを用意。 さらには片面だけでなく両面シートにしたり、直線と曲線のレールやソファを組み合わせてセッティングするなど、無数のレイアウトを楽しむことができる。

カジュアルなテイストが求められる一方で、広く状況を見渡すと、ビジネスシーンで使う以上、相当の機能性とクオリティも必要不可欠なことは当然だ。

「座り心地や張り地の品質にも、十分に配慮しています。仕事をしやすいように、シート高は、通常の椅子とほぼ同レベルの460mm。さらに長時間座っていても腰に負担が少ないように、ランバーサポート用のクッションも用意している。」

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