DESIGN
合羽橋〈釜浅商店〉が辿り着いた“おいしいごはん釜”の結論!
June 20, 2019 | Design, Food | casabrutus.com | text_Housekeeper
浅草・合羽橋の老舗料理道具店〈釜浅商店〉が、オリジナルのごはん釜を開発。日本の伝統技術を活かすことで、“かまど”を使ったような炊き上がりを実現している。
明治41年、浅草・合羽橋の道具街に釜の専門店として創業した〈釜浅商店〉。以来、包丁、鍋といった様々な料理道具を扱うようになり、2011年には、4代目の現店主のもとリブランディング。“良い道具には、良い理(ことわり)がある”というコンセプトのもと、日本各地で長く受け継がれてきた職人の手による”良理道具”を厳選して販売している。そのセレクトには日本のみならず海外の料理人たちも信頼を寄せており、昨年5月には、初の海外支店となるパリ店も実現した。
オリジナル新商品《釜浅のごはん釜》は、釜専門店として出発した同店が“最も美味しくごはんを炊ける釜”を追求した、かまどを使ったかのように炊ける新たな鉄釜だ。鍋は、岩手県盛岡の南部鉄器。土鍋よりも高温に達する時間が早く、またアルミに比べて蓄熱性が高いため、釜の中の温度を長く、一定に保つことが可能に。また、浅く丸い形状によって全体に均等に熱が行き渡るため、炊きむらが生じず、おいしく炊き上げることができる。
長野県の生産者の手による釜蓋は、木曽サワラを採用。ヒノキなどに比べて香りが移りづらく、かつ吸水性が高いため、無駄な蒸気を吸湿してくれる。釜本体に合わせて溝が入っていることで、密閉性が高くなり、米がより対流しやすくなり、ふっくらとした炊き上がりになる。
〈釜浅商店 本店〉〈釜浅商店 パリ店〉のほか、〈D&DEPARTMENT〉〈湘南 蔦屋書店〉〈函館 蔦屋書店〉のショップ・イン・ショップにて7月1日より販売。日本伝統の“かまど”にインスパイアされた、ごはんをより美味しく味わう炊飯道具の新定番になりそうだ。
長野県の生産者の手による釜蓋は、木曽サワラを採用。ヒノキなどに比べて香りが移りづらく、かつ吸水性が高いため、無駄な蒸気を吸湿してくれる。釜本体に合わせて溝が入っていることで、密閉性が高くなり、米がより対流しやすくなり、ふっくらとした炊き上がりになる。
〈釜浅商店 本店〉〈釜浅商店 パリ店〉のほか、〈D&DEPARTMENT〉〈湘南 蔦屋書店〉〈函館 蔦屋書店〉のショップ・イン・ショップにて7月1日より販売。日本伝統の“かまど”にインスパイアされた、ごはんをより美味しく味わう炊飯道具の新定番になりそうだ。