無印良品が、バウハウスの精神や活動の知られざる一面に迫る。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

無印良品が、バウハウスの精神や活動の知られざる一面に迫る。

6月28日から、無印良品銀座〈ATELIER MUJI GINZA Gallery2〉にて、「Archives:Bauhaus」展が開催となる。

(c) ATELIER MUJI GINZA 2019
ベルリンから車で約1時間の、ドイツ中部の街・ワイマールに、1919年に設立された総合芸術学校、バウハウス。第一次世界大戦の敗戦を期に、ドイツでは芸術と産業の融合を目指す気運が醸成され、やがて国ではなく個である芸術家や建築家などが連携し主導することで、バウハウスに結実した。

ドイツ語で「建築の家」の意味を持つバウハウスでは、デザインや造形、写真、建築などの革新的な教育が行われていた。1933年にナチスによって閉校されるまで、わずか14年の短い期間だったが、新しい時代に目を向け生活をより良く変えていくためのさまざまな実験的な活動がなされ、その後の現代デザインの礎を築いた。芸術・工芸を統合するというバウハウスの試みは、創立から100年を経た今もなお、世界各地に強い影響を与えている。

「Archives:Bauhaus」展は、そのバウハウスの精神や活動の知られざる一面、現在に受け継がれているその潮流を写真やプロダクトで紹介する企画展だ。

学校と会社という違いはあるが、バウハウスと無印良品は、どちらも時代に求められる製品を作り出し新しい生活スタイルを生み出そうとする点では共通している。同展では〈バウハウス〉の生徒の中でも優れた才能を発揮したマリアンネ・ブラントの実験的な写真作品や照明器具、ウィルヘルム・ワーゲンフェルドの作品などと共に、今回のテーマに沿って選んだ無印良品の製品を並べる。

モダンデザインの潮流の中、多様な領域を横断する学校教育というユニークな形式で革新を目指したバウハウスは、この1世紀に私たちに何を与え、未来に何をもたらすのだろうか──。希少なアーカイブを通して改めて考えてみたい。

なお、実験的な教育機関であったバウハウスにあやかり、建築やデザインのみならず教育、アート、食など横断的な領域において、トークやワークショップなど多彩なイベントを実施。関連イベントは、随時公式ウェブサイトを通して告知される。

『Archives:Bauhaus 展』

〈ATELIER MUJI GINZA Gallery2〉
東京都中央区銀座3-3-5 無印良品銀座6F TEL 03 3538 1311。6月28日~9月23日。10時〜21時。定休日は店舗の休館に準ずる。