アイ・ウェイウェイが、ロックダウンされた武漢の長編ドキュメンタリーを公開中。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

アイ・ウェイウェイが、ロックダウンされた武漢の長編ドキュメンタリーを公開中。

アイ・ウェイウェイが、新型コロナウイルスで封鎖された中国・武漢を記録した長編ドキュメンタリーをオンラインで公開しています。

消毒中の医療従事者。『Coronation』より。
医療従事者たち。『Coronation』より。
ロックダウン中の武漢駅。『Coronation』より。
アーティストであり社会運動家でもあるアイ・ウェイウェイが、新型コロナウイルスにより封鎖された中国・武漢を記録した長編ドキュメンタリー映画『Coronation』を公開中。Vimeoにて購入・レンタルできる。

武漢で初めて新型コロナウイルスの患者が現れたのは、2019年12月1日のこと。当時の中国当局は、人から人への感染の可能性を繰り返し否定した上、診断された患者の数を隠し、情報を明かした医療スタッフを罰した。2020年1月23日、武漢は街全体を完全封鎖されるに至った。広大な救急野戦病院が数日で建設され、4万人の医療従事者が中国全土からバスで集められ、市内の住民が閉じ込められた武漢。アイはその封鎖初日から最終日までを記録するべく、ヨーロッパからリモートで監督して『Coronation』の制作を決意した。本作は中国の政治的な支配に切り込み、文明と相反する政策の問題点を浮き彫りにする。

作中では、仮設病院とICU病棟の内部における診断と治療の全プロセスを公開。さらに撮影チームは患者とその家族にインタビューを行った。彼らが政府の無慈悲な制限に対し、怒りと混乱を表現しながら思いを語る様子は印象的だ。『Coronation』はパンデミックというレンズを通して、監視、イデオロギー的洗脳、社会制御のための野蛮な決意など、今、アイが世界に向けて発信するメッセージが詰まった作品と言えるだろう。

『Coronation』

新型コロナウイルスで封鎖された中国・武漢を映したドキュメンタリー。Vimeoで購入・レンタルが可能。

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