FOOD
小寺慶子のレストラン予報|松陰神社前〈Gigio〉
『カーサ ブルータス』2024年9月号より
August 13, 2024 | Food | RESTAURANT FORECAST | photo_Yoichiro Kikuchi text_Keiko Kodera
陽気なイタリアンが街をいっそう活気づけるでしょう。
比較的コンパクトでありながら、気軽に足を運べる美食店の密集度は都内随一。個性的な飲食店が軒を連ねる松陰神社通り商店街に、またひとつ食いしん坊の心をときめかせる店がオープンした。
前身は同エリアで地元の常連に愛された小さなレストラン〈クロフネ〉。新築ビルに移転する際、内装は「よりイタリアらしさ」が感じられるデザインをイメージし、オープンキッチンを囲むバンコとイタリアンタイルを用いたテーブル席を配した洒脱な空間に。最近はワンオペ営業の店が増えているなかで、オーナーシェフの浅川真嗣さんは同世代のスタッフと楽しそうに調理にいそしんでおり、その姿も心地よい活気を生み出している。
料理はすべてアラカルトで、アンチョビの塩気にワインがすすむペペロナータやセージバターの香りに食欲が刺激されるアニョロッティ、そして豚肉料理のアリスタなど、本場仕込みの気取らない味に心がほっと安らぐ。朝はバールスタイルで営業しており、街の “新しい顔” として人気を集めること間違いなしだ。
前身は同エリアで地元の常連に愛された小さなレストラン〈クロフネ〉。新築ビルに移転する際、内装は「よりイタリアらしさ」が感じられるデザインをイメージし、オープンキッチンを囲むバンコとイタリアンタイルを用いたテーブル席を配した洒脱な空間に。最近はワンオペ営業の店が増えているなかで、オーナーシェフの浅川真嗣さんは同世代のスタッフと楽しそうに調理にいそしんでおり、その姿も心地よい活気を生み出している。
料理はすべてアラカルトで、アンチョビの塩気にワインがすすむペペロナータやセージバターの香りに食欲が刺激されるアニョロッティ、そして豚肉料理のアリスタなど、本場仕込みの気取らない味に心がほっと安らぐ。朝はバールスタイルで営業しており、街の “新しい顔” として人気を集めること間違いなしだ。
[予算]夜は1人8,000円前後
アラカルトのみ。パスタは2,000円前後でボリュームもしっかり。ボトルワインは6,000円から。
[予約]当日でも可
3名以上であればテーブル席がおすすめ。週末ディナーは満席のことも多いので、早めに予約を。
[ドレスコード]カジュアルでOK
前の店からの地元ファンも多く、にぎやかでカジュアルな雰囲気。ラフなコーデで気軽に。
小寺慶子
こでらけいこ 肉を糧に生きる肉食系ライター。趣味は肉旅(ミートリップ)と酒場で食べ物回文を考えること。「宿でたい焼き焼いたで。どや?」(あんこぎっしり)