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自分だけの一杯が作れる“ビーンズサロン”〈OGAWA COFFEE LABORATORY 麻布台〉。
『カーサ ブルータス』2024年6月号より
May 9, 2024 | Food, Architecture, Design | PR | photo_Masanori Kaneshita text_Yoko Fujimori
話題の新複合施設に誕生したグレイッシュな空間は、好みの味を深く、気軽に追求できるコーヒー豆の専門店。〈小川珈琲〉が提案する”珈琲体験”の新たな一歩とは?
●コーヒー豆をカスタマイズできる新体験。
セラーに整然と並ぶグレーのキャニスター、壁面に置かれたガラスのロート。京都発の〈小川珈琲〉が“コーヒーの次なる体験価値とコミュニティの創造”の場として東京で展開する〈OGAWA COFFEE LABORATORY〉の最新店舗。数多くのコーヒーから自分好みを発見できる桜新町店、コーヒー器具を実際に使い抽出できる“体験型”の下北沢店に続くこの3店舗目は、自分だけのオリジナルコーヒーが作れる究極のビーンズサロン。グレーで統一された店内は、まるでフレグランスやお香の専門店かのような静謐な佇まいだ。
ショップでは13種類ものシングルオリジンのコーヒー豆を揃え、好みを選んで自由にブレンドできる。カウンターには豆の個性を「すっきり」「さわやか」「まろやか」「しっかり」の4つのカテゴリーで色分けしたメニュー表が用意され、視覚的に味をイメージできる。だから豆の名称や産地に疎くても心配ご無用。「浅煎りが好きだけど酸味が強いのは苦手」「色で言うなら黄色より赤」等々、どんな表現でも、バリスタが的確に理想の味へと導いてくれる。
「この店のバリスタは言わばコンシェルジュ(案内人)。お客様の好みを伺い、我々の知識を活かしてカウンセリングします。ブレンドした豆はフレンチプレスやカッピングでテイスティングもできますよ」と店長の村松岳さん。
「この店のバリスタは言わばコンシェルジュ(案内人)。お客様の好みを伺い、我々の知識を活かしてカウンセリングします。ブレンドした豆はフレンチプレスやカッピングでテイスティングもできますよ」と店長の村松岳さん。
さらに踏み込んでカスタマイズするなら、生豆から選んで焙煎や配合度合いを考え、究極のオリジナルブレンドを作ることも。
「生豆と焙煎機を用意しているので、よりお客様の好みに合わせた提案ができるのが強みです。2種類の豆をブレンドするならそれぞれの個性がわかりやすく、3種類ならオーケストラのようなより複雑な味わいに」(村松さん)
「生豆と焙煎機を用意しているので、よりお客様の好みに合わせた提案ができるのが強みです。2種類の豆をブレンドするならそれぞれの個性がわかりやすく、3種類ならオーケストラのようなより複雑な味わいに」(村松さん)
たとえばアフリカの品種で揃え、ナチュラルとウォッシュドという精選方法の異なる2種のエチオピアに、パッションフルーツのような華やかさを持つケニアを添えて中深煎りに……なんてリクエストも。カウンター横の3台の小型焙煎機で、豆ごとに焙煎の深さを変えることも可能だ。完成したブレンドにはドリップ用の豆の量や湯温を記した「ブリューイング レシピ」や、挽き目のサンプルまで付く。
対面式の綿密なカウンセリングの背景には、京都発祥のコーヒーロースターらしい、おもてなしの精神が息づく。豆を選ぶ行為から「共創」する楽しみが加わった新店舗。コーヒーの“深化”を体感できる場所だ。
対面式の綿密なカウンセリングの背景には、京都発祥のコーヒーロースターらしい、おもてなしの精神が息づく。豆を選ぶ行為から「共創」する楽しみが加わった新店舗。コーヒーの“深化”を体感できる場所だ。
〈OGAWA COFFEE LABORATORY 麻布台〉
オガワコーヒーラボラトリー アザブダイ●東京都港区麻布台1−2−4 麻布台ヒルズ ガーデンプラザC B1F TEL 03 5545 5333。8時~20時。(土・日・祝10時〜)無休。
2024年3月オープン。