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灼熱の砂漠を香りで旅する。〈アスティエ・ド・ヴィラット〉初のパルファンが登場。

March 17, 2022 | Fashion, Design | casabrutus.com | text_Housekeeper

1996 年の創業以来、パリに唯一現存する陶器工房を持つ〈アスティエ・ド・ヴィラット〉。ブランド初となるパルファン《アスティエ・ド・ヴィラットパルファンツーソン》は、アリゾナ州ツーソンがモチーフ。野生的な美しさ溢れる香りです。

(c) Astier de Villatte & Krysta Jabczenski

現在パリに唯一残る、18世紀の陶器工房を継承する〈アスティエ・ド・ヴィラット〉。パリの伝統的な手工芸を今に受け継ぎ、エスタンパージュ装飾技法を現代のテイストで蘇らせた伝統とモダニズムを融合が人々を魅了している。

2008年からは「香りの世界一周」をテーマに、世界のさまざまな都市をモチーフにしたフレグランスコレクションも生み出している。その中から今回、ブランド初となるパルファンが登場。モチーフとなった都市はアメリカ・アリゾナ州のツーソンだ。

パルファン《アスティエ・ド・ヴィラットパルファンツーソン》10ml 9,900円、30ml 16,500円、100ml 29,700円。

トライしやすいミニボトルも嬉しい。

野生的な美しさを秘めた灼熱の砂漠。怒涛のように押し寄せる、奇怪千万な形をした巨大サボテン。幻想的なロデオ……。さまざまな情景が思い浮かぶ新鮮な香りだ。

密林や太陽の照りつける砂丘から陶酔を誘うイモーテル、アロマティックで微かにアニマルノートも感じさせるタイム、焼けた赤土や熱を帯びた白樺の香りが広がる。そこに混ざり合うのは、地中海沿岸に生息する灌木であるラブダナムの樹脂が発する甘美なスイートアンバーの香り。自由な海外旅行が叶わない今、はるか遠くのファーウエストへ「香りの旅」が楽しめる。