DESIGN
追悼:アレッサンドロ・メンディーニ。
February 21, 2019 | Design | casabrutus.com | text_Minako Shimada
2019年2月18日、イタリアデザインの黄金期を率いた巨匠が亡くなりました。
時代を超越するデザインのアイコンを生み出したイタリアの偉大な建築家・デザイナー、アレッサンドロ・メンディーニ。2月18日、療養中だったミラノの自宅で亡くなった。享年87歳。
メンディーニは1968年より建築専門雑誌『カサベッラ』の編集部勤務、1980年から1985年までは『ドムス』誌の編集長を勤めた。また1979年にイタリアの前衛デザイナー集団〈スタジオ アルキミア〉にを設立し、エットレ・ソットサスらとともにラディカルデザインの概念を生み出した。のちに〈メンフィス〉に発展したこの動きがイタリアデザイン界の黄金期とも呼べるポストモダンの一時代を築いたことはあまりにも有名である。アレッシィ、カルティエ、スウォッチなど世界の一流メーカーから数多くの作品を発表、1979年と1981年にはゴールデンコンパス賞を受賞。ニューヨーク建築連盟からも名誉勲章を授与されている彼の作品は、MoMAやメトロポリタン美術館、パリのポンピドゥーセンターなどの永久コレクションとして展示されている。
代表作は、今にも踊り出しそうな女性の形をしたワインオープナー。そして、スタジオ アルキミアから1978年に発表されたマルセル・プルーストに捧げるバロック調の肘掛け椅子「プルーストの安楽椅子」。現在もカッペリーニやマジスから販売されている。
2017年にアトリエメンディーニからラウンジチェア《Alex》を、2018年にLASVITから花瓶《ROMBO》、さらに日本の住宅設備機器メーカー、サンワカンパニーからコンパクトキッチンを発表するなど、最期まで精力的に活動を続けた。
偉大なデザインの巨匠の仕事に敬意を表したい。
メンディーニは1968年より建築専門雑誌『カサベッラ』の編集部勤務、1980年から1985年までは『ドムス』誌の編集長を勤めた。また1979年にイタリアの前衛デザイナー集団〈スタジオ アルキミア〉にを設立し、エットレ・ソットサスらとともにラディカルデザインの概念を生み出した。のちに〈メンフィス〉に発展したこの動きがイタリアデザイン界の黄金期とも呼べるポストモダンの一時代を築いたことはあまりにも有名である。アレッシィ、カルティエ、スウォッチなど世界の一流メーカーから数多くの作品を発表、1979年と1981年にはゴールデンコンパス賞を受賞。ニューヨーク建築連盟からも名誉勲章を授与されている彼の作品は、MoMAやメトロポリタン美術館、パリのポンピドゥーセンターなどの永久コレクションとして展示されている。
代表作は、今にも踊り出しそうな女性の形をしたワインオープナー。そして、スタジオ アルキミアから1978年に発表されたマルセル・プルーストに捧げるバロック調の肘掛け椅子「プルーストの安楽椅子」。現在もカッペリーニやマジスから販売されている。
2017年にアトリエメンディーニからラウンジチェア《Alex》を、2018年にLASVITから花瓶《ROMBO》、さらに日本の住宅設備機器メーカー、サンワカンパニーからコンパクトキッチンを発表するなど、最期まで精力的に活動を続けた。
偉大なデザインの巨匠の仕事に敬意を表したい。