DESIGN
鎌倉のバー〈THE BANK〉の2Fで、器と植物のイベントを開催。
August 31, 2017 | Design | casabrutus.com | text_Aya Hasegawa editor_Akio Mitomi
鎌倉・由比ガ浜通りの大人のバー〈THE BANK〉の2Fで、〈THE BANK〉がキューレーションを行い、イベントを開催していく場〈THE BLANK〉がスタートする。
片山正通率いるワンダーウォールが、アートディレクターの故・渡邊かをるが運営していたバー〈THE BANK〉を復活させたのは昨年10月のこと。渡邊の死後、約1年半の閉店期間を経て、インテリアを再生・更新し、再オープンさせた。
ふらふらと足を吸い寄せられそうになる、存在感のある石張りの建物は、1927年に〈鎌倉銀行由比ヶ浜出張所〉として建てられたものだ。その〈THE BANK〉の2Fに9月1日、イベントスペース〈THE BLANK〉がオープンする。
第1弾として、“いい顔してる植物” をコンセプトに、独自の美しさを提案する広島の植物店〈叢〉と、鎌倉を拠点に土の器の美しさを伝える展覧会をさまざまな場所で行っている〈うつわ祥見〉によるイベント『共鳴 ~存在と対象~』が開催される。
広島で作陶している作家が縁で知り合った2組の目利きが、今回、鎌倉では初めてコラボレーションを展開。〈叢〉は個性的ながら惹き付けられる植物を、〈うつわ祥見〉は頼もしく存在感があり、土から生まれた美しく素朴な器を展示・販売する。また〈うつわ祥見〉の見立てた器に〈叢〉の植物を入れた作品も紹介。建築当時の雰囲気を身にまとう美しき建物に、唯一無二の作品が集う。
『共鳴 ~存在と対象~』
〈THE BLANK〉