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古今東西 かしゆか商店【染め分けの皿】

『カーサ ブルータス』2025年1月号より

| Design | KASHIYUKA’s Shop of Japanese Arts and Crafts | photo_Keisuke Fukamizu   hair & make-up_Masako Osuga editor_Masae Wako

日常を少し贅沢にするもの。日本の風土が感じられるもの。そんな手仕事を探して全国を巡り続ける、店主・かしゆか。今回訪ねたのは、民藝の伝統と新しい工芸が共存する鳥取。「掛け分け」の技法による色鮮やかな器と出会いました。

「鳥取民藝のモダンな色や形が好き」というかしゆか店主が訪れたのは、1945年開窯の〈因州・中井窯〉。釉薬を掛け分けた「染め分け皿」や、「柳宗理ディレクション」と呼ばれる器で、鳥取の手仕事を牽引する存在だ。
「鳥取民藝のモダンな色や形が好き」というかしゆか店主が訪れたのは、1945年開窯の〈因州・中井窯〉。釉薬を掛け分けた「染め分け皿」や、「柳宗理ディレクション」と呼ばれる器で、鳥取の手仕事を牽引する存在だ。
以前、民藝の展覧会を観に行った時、なぜか惹かれたのが鳥取の手仕事でした。そんな鳥取民藝運動の父と呼ばれたデザイナー・吉田璋也の指導を受け、焼き物の新しい色と形に挑戦し続けてきたのが鳥取市河原町の〈因州・中井窯〉。緑、白、黒の釉薬を掛け分けた「染め分け」の器で知られる窯元です。
Purchase No. 80【染め分けの皿】緑、白、黒の釉が作る新しい民藝の形。
Purchase No. 80【染め分けの皿】緑、白、黒の釉が作る新しい民藝の形。
「地元の粘土を取ってきて陶土を作り、木や藁を燃やした灰で釉薬を調合する。材料の下ごしらえも全部、自分たちで行います」

と3代目の坂本章さん。隅々まで整頓され、静かな光と空気が流れる工房で、まず成形の見学です。
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