DESIGN
〈オーラリー〉デザイナー・岩井良太に聞く、温泉が繋いだ〈テクラ〉との限定コラボ秘話。
『カーサ ブルータス』2024年11月号より
October 24, 2024 | Design | a wall newspaper | text_Mariko Uramoto
〈オーラリー〉とテキスタイルブランド〈テクラ〉との限定コレクション。両者を繋いだのはお風呂でした。
世界中にファンを広げる⽇本のアパレルブランド〈オーラリー〉とデンマーク発の〈テクラ〉が限定コレクションを発表。テーマは⽇本とスカンジナビアで親しまれているお⾵呂や温泉などの⼊浴⽂化だ。
「〈テクラ〉のデザイナーたちは⽇本独⾃の⼊浴⽂化や、公共の⼊浴施設に⼊るときの作法、また、頭にタオルをのせるといった⾏為にも興味を持ってくれました。⽇本⼈にとってお⾵呂は単に体を清潔にするためだけではなく、リラックスできる場所であり、露天⾵呂に浸かりながら周囲の⾵景も楽しみ、⽔にも神聖さを感じていることも伝えました。そうした会話を重ねて、今回は⾃然に溶け込むような静かな露天⾵呂の情景や濡れた体を優しく包み込むタオルの⼼地よい感触を想像しながら、コレクションを組み⽴てました」
と岩井が語るように、⽇々の⼊浴がさらに楽しみになるような⼯夫の詰まったアイテムがラインナップしている。
「〈テクラ〉のデザイナーたちは⽇本独⾃の⼊浴⽂化や、公共の⼊浴施設に⼊るときの作法、また、頭にタオルをのせるといった⾏為にも興味を持ってくれました。⽇本⼈にとってお⾵呂は単に体を清潔にするためだけではなく、リラックスできる場所であり、露天⾵呂に浸かりながら周囲の⾵景も楽しみ、⽔にも神聖さを感じていることも伝えました。そうした会話を重ねて、今回は⾃然に溶け込むような静かな露天⾵呂の情景や濡れた体を優しく包み込むタオルの⼼地よい感触を想像しながら、コレクションを組み⽴てました」
と岩井が語るように、⽇々の⼊浴がさらに楽しみになるような⼯夫の詰まったアイテムがラインナップしている。
《オンセン タオル》は⽇本⼈になじみのある細⻑いタオル。ネーム部分にタオルの端を通せば、⾸にさっと巻くことができ、また、頭や顔を覆えばサウナの熱さを和らげてくれる。湿気の多い⽇本でも乾きやすいようにオリジナルに⽐べてやや薄めにアレンジされた⽣地を使っているのもポイントだ。苔や霧といった温泉地に広がる⾃然から着想を得たスペシャルなカラーリングは⽬を楽しませてくれる。また、温泉の⾏き帰りに⽻織りたくなるアウターや湯冷めを防ぐニットキャップや靴下といったアクセサリーもある。
「ダウンやウールモッサ、ベビーカシミヤなどふんわりとした質感を選びました。僕にとって〈テクラ〉は温かみがあり、幸せな気持ちにさせてくれるブランド。創設者のチャーリーが語っていた“毎晩ベッドにもぐり込むときのような安⼼感を表現したい”という思いにも共感しました。今回のコラボアイテムを取り⼊れることで、包み込まれるような⼼地よさを⽇常で感じてもらえたら」
「ダウンやウールモッサ、ベビーカシミヤなどふんわりとした質感を選びました。僕にとって〈テクラ〉は温かみがあり、幸せな気持ちにさせてくれるブランド。創設者のチャーリーが語っていた“毎晩ベッドにもぐり込むときのような安⼼感を表現したい”という思いにも共感しました。今回のコラボアイテムを取り⼊れることで、包み込まれるような⼼地よさを⽇常で感じてもらえたら」
TEKLA AURALEE
2024年10月30日より直営店舗とオンラインストア、および限定店舗にて発売開始。問い合わせ先:オーラリー TEL 03 6427 7141。
岩井良太
いわいりょうた 1983年兵庫県生まれ。文化服装学院卒業後、アパレルブランドを経て、2015年に〈オーラリー〉をスタート。銭湯とサウナが好き。