DESIGN
アートディレクター・吉田ユニが発表した“54枚全撮り下ろし!”のトランプって?
December 15, 2023 | Design, Culture | casabrutus.com | text_Housekeeper
「ラフォーレ原宿」のキャンペーンビジュアルや著名アーティストのビジュアルを手がける人気アートディレクター・吉田ユニ。開催中の個展で発表した新作は、なんと1枚1枚すべてを撮り下ろしたトランプだ。
そのトランプは、見たときになんだかちくっと違和感を感じる。よくよく確認すると、キングの特徴的な巻き毛はクッキーで、クローバーはコーヒーカップとクリップで作られており、紋章は銀のトレイに並べられたお菓子やいちご。まるで不思議の国のアリスのお茶会のような世界が、一枚の写真におさめられているのだった。
ラフォーレ原宿のキャンペーンビジュアルをはじめ、数々の著名アーティストやブランドのビジュアルを手がけるアートディレクター・吉田ユニ。彼女が4年ぶりとなる個展『PLAYING CARDS』で発表したのは、ひと組のトランプ。しかも54枚すべて撮り下ろしの写真で構成するという、ユニークな作品だ。
ラフォーレ原宿のキャンペーンビジュアルをはじめ、数々の著名アーティストやブランドのビジュアルを手がけるアートディレクター・吉田ユニ。彼女が4年ぶりとなる個展『PLAYING CARDS』で発表したのは、ひと組のトランプ。しかも54枚すべて撮り下ろしの写真で構成するという、ユニークな作品だ。
ダイヤのモチーフはハンカチや生肉で表現され、ジョーカーの帽子や靴はなんとバナナを剥いて作られている。身近なものを使いながら、見たことのないキッチュなビジュアルに仕上げる吉田ユニの作風は、まさに唯一無二のもの。めくるたびに新しい発見があり、思わず笑みがこぼれてしまう。
2023年12月25日までは、〈ラフォーレミュージアム原宿〉で展覧会が開催中。長いロール紙にトランプを印刷した作品が恭しく敷かれた階段を登ると、黒い壁にぐるりと展示された巨大トランプが。隅々まで緻密にデザインされたこの作品は、大きなサイズで鑑賞するとより楽しい。ここでしか見られないメイキング動画も必見なので、ぜひ訪れてみてほしい。
2023年12月25日までは、〈ラフォーレミュージアム原宿〉で展覧会が開催中。長いロール紙にトランプを印刷した作品が恭しく敷かれた階段を登ると、黒い壁にぐるりと展示された巨大トランプが。隅々まで緻密にデザインされたこの作品は、大きなサイズで鑑賞するとより楽しい。ここでしか見られないメイキング動画も必見なので、ぜひ訪れてみてほしい。
吉田ユニ展『PLAYING CARDS』/YUNI YOSHIDA EXHIBITION “PLAYING CARDS”
〈ラフォーレミュージアム原宿〉東京都渋谷区神宮前1-11-6。11時〜20時(19時30分最終入場)。〜2023年12月25日。会期中無休。入場料1,000円、学生500円(高校生まで無料)。※入場券は会場のみで販売。問い合わせ TEL 03 3475 3130(会場直通、会期中のみ)。もしくはstaff@gasbook.net(ガスアズインターフェイス株式会社)。
トランプは赤バージョンと紫バージョンがあり、BOOKサイズと実際のトランプサイズの2種。会場内で販売中。
PLAYINGCARDS_BOOK_red 4,180円、PLAYINGCARDS_BOOK_purple 4,180円、PLAYINGCARDS_トランプサイズ_red 2,090円、PLAYINGCARDS_トランプサイズ_purple 2,090円。