DESIGN

注目のデザインスタジオ〈FRAMA〉の世界観を堪能できるポップアップが〈Graphpaper TOKYO〉で開催中。

December 2, 2023 | Design | casabrutus.com | photo_Masanori Kaneshita text_Akiko Konishi

コペンハーゲンのデザインシーンを牽引するクリエイティブスタジオ〈FRAMA〉が南貴之率いる〈Graphpaper TOKYO〉でポップアップイベントを開催中。テーマは「Perception Form」。新作タオルの発表を機に、五感を刺激する家具とデザインオブジェのコレクションを展示・販売する。

イベントのために来日した〈FRAMA〉のクリエイティブディレクター、ニルス・ストロイヤー・クリストファーセンと同ブランドのヴィジュアルやクリエイティブマネジメントを手がけるフレデリック・オートゥン。今回のスタイリングも担当したフレデリックは「ニルスが普段考えていることや感覚をよく理解し、信頼関係があるのでお互いの方向性がぶれることはない。とても自由にやらせてもらっています」と語る。

〈FRAMA〉をご存知だろうか？　近年、ハンドクリームやボディクリームなど、彼らのアポセカリーを扱うセレクトショップが増えている。日本国内ではアポセカリーブランドというイメージが強いが、実は、家具やライフスタイルを彩るアイテムを多数生み出すデザインスタジオだ。

高感度な人から注目を浴びる〈FRAMA〉のハンドクリームやボディソープなどのアポセカリーシリーズ。新作のタオルは、アポセカリーにマッチするセージ色とハーバリウムシリーズのオレンジ色の2色展開。

《From Soil to Form　charcoal (+Essence Dropper) 》28,600円。ルームディフューザー《From Soil to Form》のスペシャルエディション。多孔質で調湿作用のある炭を土に混ぜて焼き締めた9つの黒い球体にオイルを染み込ませると、ゆっくりと香りを空気中に拡散する。ソウルに拠点を置くクリエイティブブランディングスタジオ〈Be My Guest〉とのコラボレーション作。

〈FRAMA〉クリエイティブティレクターのニルス・ストロイヤー・クリストファーセンを中心に、2011年に設立した。彼ら独自の美学に基づく「普遍性」をテーマに、シンプルで機能的なアートワークやクリエーションを次々と発表。木やガラスなどの自然素材、アルミニウムまで多様な素材を用いたユニークなプロダクトはコペンハーゲンのデザインシーンを牽引する存在感を放つ。