DESIGN
まるで小説のようなアスティエのパリ本。
December 21, 2016 | Design | a wall newspaper | photo_Tomoyo Yamazaki text_Yuka Uchida
シンプルな装丁は海外の小説のよう。持って歩きたくなるガイドブックができました。
エスプリの効いた白い陶器が人気のパリ生まれのブランド〈アスティエ・ド・ヴィラット〉。そのデザイナーであるブノワ・アスティエ・ド・ヴィラットとイヴァン・ぺリコリがパリのガイドブックを執筆。フランス語版、英語版に続いて、日本語版も完成した。
見た目はまるで海外小説。文字のみの装丁で、背表紙以外の小口をすべて金に塗った贅沢なデザイン。中は全編モノクロで、しかも活版印刷で刷られているという。
「フランス語版も英語版も活版にしたので日本語版も! とトライしたんだ」と二人。しかし、アルファベットに比べ、日本語の文字は3000種類を超える膨大な量。「そのことには本当に驚いたよ。しかも、日本の印刷所の職人はそれを手作業で組んでくれたんだ。予想以上に時間がかかってしまったけど、出来栄えには大満足さ」
カフェやレストランに加え、歯医者や弁護士、薪を買うための店も紹介されていて、パリの暮らしにも役立つ一冊。ロマンチックな文章は小説としても楽しめそうだ。
見た目はまるで海外小説。文字のみの装丁で、背表紙以外の小口をすべて金に塗った贅沢なデザイン。中は全編モノクロで、しかも活版印刷で刷られているという。
「フランス語版も英語版も活版にしたので日本語版も! とトライしたんだ」と二人。しかし、アルファベットに比べ、日本語の文字は3000種類を超える膨大な量。「そのことには本当に驚いたよ。しかも、日本の印刷所の職人はそれを手作業で組んでくれたんだ。予想以上に時間がかかってしまったけど、出来栄えには大満足さ」
カフェやレストランに加え、歯医者や弁護士、薪を買うための店も紹介されていて、パリの暮らしにも役立つ一冊。ロマンチックな文章は小説としても楽しめそうだ。
タイトルは「私のパリ生活」。レストランや美術館のほか、腕の良い配管工事人やマッサージ師など、パリジャンの暮らしに密着した400スポットを紹介。『MA VIE A PARIS』8,000円(H.P.DECO TEL 03 3406 0313)。