DESIGN
nendoの科学的アプローチで可視化される、樂焼の本質とは?
| Design, Art | casabrutus.com | photo_Akihiro Yoshida text_Katsura Hiratsuka editor_Housekeeper, Keiko Kusano
滋賀県〈佐川美術館〉で開催中の『吉左衞門X nendo×十五代吉左衞門・樂直入』。1年半にわたる本気のコラボレーションの成果が披露されています。
“吉左衞門X”とは、樂焼の名家・樂家の先代である樂直入が2009年から行っているコラボレーション展だ。13回目となる今回は佐藤オオキ率いる〈nendo〉との協働で、5つのアプローチから樂茶碗の表情や思想を形にした。
前代未聞! 宙に浮かんだ茶碗
まず出会うのが宙に浮かび、くるくると回る樂茶碗《chuwan》。磁石で展示台から7mm浮かせ、微弱な風を送り、回転させている。背面からの強い光で樂焼のシルエットや地肌の凹凸が浮かび上がり、手捏ねで成形される樂焼ならではの不均一なフォルムを強調している。
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