DESIGN
nendo初のリアル店舗が誕生。オリジナルブランドichido°の商品もお披露目!
『カーサ ブルータス』2022年1月号より
March 17, 2022 | Design | a wall newspaper | photo_Masaki Ogawa text_Hisashi Ikai
2022年2月にnendoのリアル店舗が誕生。ショップを始めた理由を、佐藤オオキに聞いた。
オリンピックや万博などの国家プロジェクトに関わる一方で、毎月のように新プロジェクトを発表。躍進の止まらないnendoが発表した最新の取り組みが、これまでに手がけた雑貨や家具を集めた公式オンラインストア〈nendo house〉の実店舗だ。
「最近の僕たちのプロジェクトは、“デザインだけ納品しておしまい”ではなく、流通や販売、コミュニケーションなど、その前後に関わる機会も増えています。企画から開発まで自分たちで行うオリジナル商品〈ichido°〉の展示をはじめ、この空間でなにができるのかを考えていきたいと思います」
一つの空間に集った初期作品やオリジナルの限定品を眺めながら佐藤オオキはこう続ける。
「作品集を作ったり、大型の回顧展を行うと、全体を俯瞰しながらの新しい発見がありますが、ここはまたそれとは違う感覚がありますね。ときには試作を並べたり、見せ方を検証したり、打ち合わせをするなど、nendoのオフィスの延長にあるような空間になるといいと思っています」
「作品集を作ったり、大型の回顧展を行うと、全体を俯瞰しながらの新しい発見がありますが、ここはまたそれとは違う感覚がありますね。ときには試作を並べたり、見せ方を検証したり、打ち合わせをするなど、nendoのオフィスの延長にあるような空間になるといいと思っています」
〈nendo house〉の実店舗は、常に進化し、デザインの可能性を拡張し続けるnendoの現在進行形がリアルに観察できる、唯一無二の場所になるかもしれない。
佐藤オオキ
1977年生まれ。早稲田大学大学院修了後、2002年nendoを設立。最近は、東京2020オリンピックの聖火台のほか、京都・清水寺、二条城などで個展を開催し、話題に。
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