DESIGN
ニコライ・バーグマンと奈良祐希が“セッション”。2人の世界が融合する展覧会『JAPANDI-NA』が開催。
December 25, 2021 | Design | casabrutus.com | photo_Masanori Kaneshita text_Housekeeper
フラワーアーティストのニコライ・バーグマンと、陶芸家・建築家の奈良祐希によるセッション展覧会『JAPANDI-NA』が開催中。それぞれの分野で活躍する2人が、“セッション”のように密なコミュニケーションを交わしながら作り上げたコラボレーション作品を多数展示する。
フラワーボックスの考案者として広く知られ、フラワーデザインの分野で高い人気を誇るニコライ・バーグマン。350余年の歴史を誇る大樋焼の家元をルーツに持ちながら、東京藝術大学大学院の建築専攻を主席で卒業し、陶芸と建築の分野をクロスオーバーして活動する陶芸家・建築家の奈良祐希。ジャンルの異なる2人がタッグを組んだセッション展覧会『JAPANDI-NA』が、東京・南青山の〈Nicolai Bergmann Flowers & Design Flagship Store〉2階のギャラリースペースで開催中だ。
展覧会タイトルである「JAPANDI-NA」は、日本のデザインと北欧のミニマリズムの融合を指す「JAPANDI」と「DNA」を掛け合わせた造語。日本と北欧のスタイルの融合である「JAPANDI」でありながら、表層的な形式表現にとどまらず、自身の心から湧き出るものにしたい。そんな2人の想いが詰まったテーマだ。
「セッション展覧会」と銘打たれていることから分かるように、この展覧会は一般的なコラボレーション展覧会とはアプローチが異なる。展覧会のテーマを決め、まず奈良が1つの作品を制作。その作品にバーグマンがフラワーデザインを手がけ、奈良に見せる。その作品に応えるように、奈良が次の作品を作り始めるという、まさに“セッション”のような密なコミュニケーションで、お互いに作品を作りあったのだ。
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