DESIGN
安藤忠雄の最新作は、なんと腕時計!
November 26, 2019 | Design, Architecture, Fashion | casabrutus.com | text_Norio Takagi
建築家・安藤忠雄と〈ブルガリ〉が、コラボレーション。ミニマルな美を呈する、安藤デザインの腕時計が誕生しました。
厚さ5.15mmの極薄のケースが、多方向にファセットカットされて豊かな立体感を表す。《オクト フィニッシモ オートマティック》は、〈ブルガリ〉が誇る世界最薄の自動巻き腕時計である。その “オクタゴン(八角形)” ダイヤルのクリエイションが、安藤忠雄に委ねられた。むろん、安藤が時計のデザインを手掛けるのは、今回が初。ダイヤルという限られたスペースに対峙した彼は、7時位置の秒針の根元から広がる螺旋模様を与え、無限に続く時間のイメージを閉じ込めた。
幾何学的でミニマルな表現は、いかにも安藤らしく、また禅に根付いた枯山水の庭を想起させもする。ベースとなったモデルは、ケースとブレスレット、ダイヤルまですべてチタン製。その素材が宿す鈍く深いグレーは、安藤建築を象徴する打ち放しのコンクリートの色に似る。フラットなダイヤルは、螺旋状の彫りで、ほのかな陰影を得た。これもまた、光と影とで空間性を豊かにする安藤建築に相通じる。
幾何学的でミニマルな表現は、いかにも安藤らしく、また禅に根付いた枯山水の庭を想起させもする。ベースとなったモデルは、ケースとブレスレット、ダイヤルまですべてチタン製。その素材が宿す鈍く深いグレーは、安藤建築を象徴する打ち放しのコンクリートの色に似る。フラットなダイヤルは、螺旋状の彫りで、ほのかな陰影を得た。これもまた、光と影とで空間性を豊かにする安藤建築に相通じる。
ブルガリ ジャパン TEL 03 6362 0100