DESIGN
ミースの《バルセロナチェア》が、バウハウス100周年特別仕様に!
August 31, 2019 | Design | casabrutus.com | text_Housekeeper
ミースの代表作《バルセロナチェア》をはじめとするコレクションの数々が、〈バウハウス〉100周年を記念して特別仕様で登場。
〈バウハウス〉の3代目校長は、近代建築の三大巨匠に挙げられるルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ。彼は1929年に開催されたバルセロナ万国博覧会にて、スペイン国王夫妻が開会レセプションを行うパビリオンを設計した。
その際に国王夫妻用の椅子として作られたのが、《バルセロナチェア》だ。滑らかなカーブを描きX字に交差する脚部が特徴的な、ミニマルを極めたデザインは、ミースの名言「Less is more(最少は最大なり)」を体現している。後に〈ノル〉より販売され、ミースの名を世界へ知らしめた名作だ。
そして今回、〈バウハウス〉の創立100周年を記念して、エディションナンバーがひとつひとつ刻まれた特別な《バルセロナチェア》が、全世界365脚限定で〈ノル〉より登場。日本ではそのうちの貴重な2脚が発売される。
その際に国王夫妻用の椅子として作られたのが、《バルセロナチェア》だ。滑らかなカーブを描きX字に交差する脚部が特徴的な、ミニマルを極めたデザインは、ミースの名言「Less is more(最少は最大なり)」を体現している。後に〈ノル〉より販売され、ミースの名を世界へ知らしめた名作だ。
そして今回、〈バウハウス〉の創立100周年を記念して、エディションナンバーがひとつひとつ刻まれた特別な《バルセロナチェア》が、全世界365脚限定で〈ノル〉より登場。日本ではそのうちの貴重な2脚が発売される。
さらに、ミースが手がけたMRコレクションも、レザーやファブリックを一新して発売される。同じく〈バウハウス〉で活躍したマルセル・ブロイヤーに影響を受けて作られたもので、流線形を描くカンティレバー(片持ち)構造が美しい。こちらのコレクションにも、100周年記念の刻印が押されている。
100周年記念プロダクトの発売と同時に、ミースとブロイヤーの歴代作品の特別展示が、〈ノルジャパンショールーム〉にて開催される。これは椅子研究家の織田憲嗣が持つ膨大なコレクションの一部を用いて実現したものだ。織田は家具デザイナーとして活躍する傍ら、椅子の収集・研究家としても知られ、その総数は1300にも及ぶ。現在も発売されているものから貴重なヴィンテージプロダクトまで、ミースとブロイヤーが手がけた名作の数々が一堂に会する貴重な機会となっている。時代をリードしてきた〈バウハウス〉デザインの革新性と歴史に触れてみては、いかがだろうか。
『Knoll celebrates Bauhaus ミース・ファン・デル・ローエとマルセル・ブロイヤー展−織田コレクションより』
〈ノルジャパンショールーム〉
東京都港区北青山1-2-3 青山ビル1F TEL 03 6447 5405。10月18日〜11月2日。11時〜19時。会期中無休。入場無料。