CULTURE
【絵本のことば】『マーシャとくま』|「こやには、おおきな おおきな くまが…」
January 13, 2024 | Culture | casabrutus.com | photo_Kazuyoshi Aoki text_Kana Umehara, Ayumi Shirasaka editor_Rie Nishikawa design_Norihiko Shimada(paper)
古今東西の名作絵本から、印象的なことばを日替わりで紹介。迫力のあるイラストにも注目したい、ロシア民話の絵本から。
こやには、おおきな おおきな くまが すんでいたのです。
ロシア、ポーランド、チェコなどの絵本を数多く手がけた内田莉莎子の翻訳。森で迷子になり、くまに捕らわれた賢い女の子マーシャが、知恵を絞って家に帰るまでをリズミカルな言葉で描く。挿絵の数は多くないがさすがロシアの巨匠、E・ラチョフ。一枚一枚に絵画のような重厚感があって、くまの家やガウンのデザインも味がある。文章ページの装飾にもロシアの伝統美を感じさせる。
ロシア、ポーランド、チェコなどの絵本を数多く手がけた内田莉莎子の翻訳。森で迷子になり、くまに捕らわれた賢い女の子マーシャが、知恵を絞って家に帰るまでをリズミカルな言葉で描く。挿絵の数は多くないがさすがロシアの巨匠、E・ラチョフ。一枚一枚に絵画のような重厚感があって、くまの家やガウンのデザインも味がある。文章ページの装飾にもロシアの伝統美を感じさせる。