CULTURE
すべての本を建築書と捉え、新たな視点を与える書店が南青山にオープン。
『カーサ ブルータス』2022年10月号より
September 10, 2022 | Culture, Architecture | a wall newspaper | photo_Kenya Abe text_Akiko Miyaura
あらゆる本を “建築書” として提案する書店がオープン。選書を手がける〈POST〉の中島佑介さんに話を聞きました。
建築専門誌を発行する〈新建築社〉と、洋書のアートブックを扱う書店〈POST〉。異なる強みを持つ両社がタッグを組んだ〈新建築書店〉が、南青山にオープン。ここに並ぶのは、いわゆる建築書だけではない。画集や写真集、小説など、あらゆる本を “建築書” と捉え、「構造」「環境」「都市」といった建築にまつわるワードでくくって陳列。同じ本でも切り口によって見え方が変わり、普段手に取らない本と出会うきっかけを与えてくれる。
店内の本のセレクトを担当するのが、〈POST〉の中島佑介だ。
「昨今は、個性の立った店主が好みの本を並べ、その価値観に惹かれた顧客が訪れる書店と、誰もが興味を持てる書籍がバランスよく並ぶ書店に二極化しています。そのどちらでもなく、フラットに本に触れられる場にしたいな、と。建築家は建築書だけではなく、多岐にわたる書籍からインスピレーションや人間性への影響を受けています。この書店でも訪れた人の人格形成につながるような本を並べられたらと思っています」
店内の本のセレクトを担当するのが、〈POST〉の中島佑介だ。
「昨今は、個性の立った店主が好みの本を並べ、その価値観に惹かれた顧客が訪れる書店と、誰もが興味を持てる書籍がバランスよく並ぶ書店に二極化しています。そのどちらでもなく、フラットに本に触れられる場にしたいな、と。建築家は建築書だけではなく、多岐にわたる書籍からインスピレーションや人間性への影響を受けています。この書店でも訪れた人の人格形成につながるような本を並べられたらと思っています」
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