ART
ガラスの巨匠、エリック・ホグランの初期作品が大集合!
September 6, 2017 | Art | casabrutus.com | text_ Hisashi Ikai
北欧のガラス作家、エリック・ホグランのぬくもり溢れるキャリア初期の作品が、東京と京都のショップで展示される。
9月16日から、独自の視点で北欧モダンを切り取り、紹介するショップ〈ELEPHANT〉で、スウェーデンを代表するガラス作家、エリック・ホグラン(1932〜1998)の個展が始まる。
同店ではこれまでにも何度かホグランにフォーカスを当ててきたが、今回は1953〜73年というキャリアの初期に在籍していたボダ(のちのコスタボダ)時代の作品に注目。中南米の土着的、民俗的なアートに影響を受け、気泡入りのガラス柔らかなフォルムに形づくりながら、同時にモダンな雰囲気も感じさせる独自の表現方法が生まれた経緯を展示作品から読み解くことができる。
「12歳から糖尿病を患い、病と闘っていたゆえに、自身が作り出すガラスにも生命を吹き込むようにデザインしていたのかもしれません」と、ELEPHANT代表の吉田安成。シャープでクリアなガラスが良しとされていた時代に、あえて雑味を取り入れ、新しいガラスの可能性を追求したホグラン。その作品には、ホグランの作家としてのこだわりとガラスに対する情熱が映し出されている。
同展では、ミニチュア作品やクリスタルガラスのペーパーウェイトといったレアなアイテムも販売される。9月30日からは京都〈gallery & select shop noma〉にも巡回する。
同店ではこれまでにも何度かホグランにフォーカスを当ててきたが、今回は1953〜73年というキャリアの初期に在籍していたボダ(のちのコスタボダ)時代の作品に注目。中南米の土着的、民俗的なアートに影響を受け、気泡入りのガラス柔らかなフォルムに形づくりながら、同時にモダンな雰囲気も感じさせる独自の表現方法が生まれた経緯を展示作品から読み解くことができる。
「12歳から糖尿病を患い、病と闘っていたゆえに、自身が作り出すガラスにも生命を吹き込むようにデザインしていたのかもしれません」と、ELEPHANT代表の吉田安成。シャープでクリアなガラスが良しとされていた時代に、あえて雑味を取り入れ、新しいガラスの可能性を追求したホグラン。その作品には、ホグランの作家としてのこだわりとガラスに対する情熱が映し出されている。
同展では、ミニチュア作品やクリスタルガラスのペーパーウェイトといったレアなアイテムも販売される。9月30日からは京都〈gallery & select shop noma〉にも巡回する。
『エリック・ホグラン展』
〈ELEPHANT〉