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【インタビュー】「高松宮殿下記念世界文化賞」受賞のソフィ・カルが示す「不在」の存在とは?
December 27, 2024 | Art | casabrutus.com | photo_Takuya Neda text_Naoko Aono editor_Keiko Kusano
高松宮記念世界文化賞受賞に加え、〈三菱一号館美術館〉での展覧会とめざましい活躍を見せるソフィ・カル。来日した彼女に、展示について聞きました。
ソフィ・カルは主に写真とテキストを組み合わせた、詩的かつコンセプチュアルな作品で知られるフランス出身のアーティスト。今年、世界的に顕著な業績をあげた芸術家に贈られる「第35回高松宮殿下記念世界文化賞」の絵画部門を受賞した。
〈三菱一号館美術館〉で開催されている「再開館記念『不在』トゥールーズ=ロートレックとソフィ・カル」展は主に同館が所蔵するロートレックの作品と、ソフィ・カルの作品で構成された展覧会。設備メンテナンスのため約1年半にわたって休館していた同館の再開館を記念するものだ。「不在」はソフィ・カルが長年、作品のテーマとしてきたもの。それに合わせて美術館のキュレーターがロートレックの作品におけるさまざまな「不在」を考察している。
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