ART
モネの睡蓮が20点以上集結! 国立西洋美術館で開催中の『モネ 睡蓮のとき』を解説。
October 31, 2024 | Art | casabrutus.com | photo_Satoshi Nagare text_Mari Matsubara
モネが晩年に移り住んだジヴェルニーで制作に打ち込んだ睡蓮の作品を中心とした展覧会が、東京・上野の〈国立西洋美術館〉で開催されている。楕円形の展示室では睡蓮の世界にどっぷり浸れます。
印象派を代表する画家の一人であるクロード・モネ[1840-1926]は1883年、43歳の時にパリから80kmほど離れたノルマンディー地方ジヴェルニーに移り住み、50歳の時に正式にジヴェルニーの家と土地を購入し終の住処とした。1893年には新たに土地を購入し、睡蓮の池を造成する。この「水の庭」を作品モティーフとしてモネは睡蓮の連作を次々と制作していくのだが、第1章「セーヌ河から睡蓮の池へ」では、睡蓮という画題にたどり着く前の、ロンドンの川の景色やセーヌ河の水を捉えた作品を紹介している。
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