ART
2024年、注目の展覧会12選。
January 1, 2024 | Art, Design | casabrutus.com | text_Naoko Aono editor_Keiko Kusano
2024年も全国でたくさんの展覧会や芸術祭が開催されます。その中からCasa BRUTUSが選りすぐった12件を紹介! 地方であれば、旅と一緒に楽しみたい企画も。今から計画を立てておきましょう。
●『村上隆 もののけ 京都』京都市京セラ美術館(2024年2⽉3⽇〜9⽉1⽇)
大学で日本画を専攻した村上隆にとって、江戸時代の絵師たちは偉大な“先輩”だ。村上は彼らから絵画表現だけでなく、「スーパーフラット」といったコンセプトや工房システムなど多くを学んできた。その彼が日本美術の総本山ともいえる京都で個展を開く。
全長12メートルの《洛中洛外図》は岩佐又兵衛の《洛中洛外図屛風(舟木本)》に、全長18メートルの《雲竜赤変図》は曾我蕭白の《雲龍図》に村上が送る挑戦状だ。会場に出現する村上版「平安京」は、東西南北を四神(⻘龍、白⻁、朱雀、玄武)の神獣が護るとされた平安京を踏まえたもの。1994年に初登場し、「たんたん坊」「ゲロタン」と姿を変えてきたキャラクター「DOB君」も出現する。京都の伝統文化や、京都を題材にした文学作品からインスピレーションを得て描きおろされた作品も並ぶ。村上を通じて日本美術の歴史と現在を行き来する、そんな楽しみ方もできる展覧会だ。
全長12メートルの《洛中洛外図》は岩佐又兵衛の《洛中洛外図屛風(舟木本)》に、全長18メートルの《雲竜赤変図》は曾我蕭白の《雲龍図》に村上が送る挑戦状だ。会場に出現する村上版「平安京」は、東西南北を四神(⻘龍、白⻁、朱雀、玄武)の神獣が護るとされた平安京を踏まえたもの。1994年に初登場し、「たんたん坊」「ゲロタン」と姿を変えてきたキャラクター「DOB君」も出現する。京都の伝統文化や、京都を題材にした文学作品からインスピレーションを得て描きおろされた作品も並ぶ。村上を通じて日本美術の歴史と現在を行き来する、そんな楽しみ方もできる展覧会だ。
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