ART
ミナ ペルホネンのギャラリーで写真家、戎康友が捉えたイングリッシュガーデンの写真展。
July 26, 2023 | Art, Design | casabrutus.com | photo_Osamu Kuga (space) text_Aya Hasegawa
写真家・戎康友と編集者・鈴木るみこによる、イギリスの庭を愛でる写真集『みどりの王国 The Kingdom of Green』が発売に。写真集の刊行を記念して東京・馬喰町の〈minä perhonen elävä II〉で写真展「みどりの王国」が開催中だ。
〈minä perhonen elävä II〉での展示風景。
写真家の戎康友氏と、雑誌『オリーブ』や『クウネル』などで活躍し2018年に他界した編集者・文筆家の鈴木るみこによる、イギリスの庭をテーマにした写真集『みどりの王国 The Kingdom of Green』が、8月下旬に刊行される。
イングリッシュガーデンとは、18世紀頃にイギリスで確立された、草花や樹木を自然の姿のまま取り入れ、自然の景観美を追求する庭の様式のこと。池は自然のなかに溶け込むように配されることが多い。
イギリスのモダニズム文学の旗手・ヴァージニア・ウルフが暮らした「マンクス・ハウス」にて。
イギリスの庭づくりの巨匠として名を馳せる園芸家クリストファー・ロイド（1921-2006）が手がけた、「グレート・ディクスター ハウス＆ガーデン」。
イギリスはいわずと知れた、ガーデニングの本場。ガーデニングが生活の一部となっているくらいにさかんで、自然の美しさを取り入れた庭は「イングリッシュガーデン」と呼ばれ、親しまれている。戎と鈴⽊は雑誌『クウネル』の庭特集で、チャールストンファームハウス、ベス・チャトー・ガーデン、マンクス・ハウスなど、イギリスで10か所余りの庭園を訪ね、記事を発表。今回、発売となる『みどりの王国 The Kingdom of Green』は、戎がフィルムで撮影した写真と鈴木のテキストで構成したものだ。
Loading...
