ART
マイケル・リンのインスタレーションが、〈メトロポリタン美術館〉のエスカレーターをジャック!
| Art | photo_PaulLachenauer, courtesy of The Met text_Mika Yoshida & David G. Imber
巨大な絵画インスタレーションで知られるアーティスト、マイケル・リンの作品が〈メトロポリタン美術館〉に出現した。その場所はなんとエスカレーター!
ニューヨークの〈メトロポリタン美術館〉一階中央のグレートホール。ホールと上階を繋ぐエスカレーターの両脇に描かれたのは、アーティストのマイケル・リンによるペインティング作品《ペンタクローム》。来館者はエスカレーターで運ばれながら、東洋の典雅な花々に包み込まれるような感覚を味わう。こんな「没入型アート」があったとは! 美術館の長い歴史の中でも、この壁でサイトスペシフィックな作品を制作したのは今回が初だとか。
巨大な絵画インスタレーションによって、公共スペースにあらたな概念や構造のあり方をもたらすアーティスト、マイケル・リン。台湾の伝統的なテキスタイルの模様やデザインにインスピレーションを得た作品で広く知られているが、今回制作した鮮やかな絵柄は、美術館が所蔵する2体の花器がモチーフだ。
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