ART
過ぎゆく夏の詫び寂びを味わう、臼井良平のガラス作品。
August 23, 2016 | Art | casabrutus.com | text_Keiko Kamijo editor_Akio Mitomi
アーティスト臼井良平のインスタレーションが〈UTRECHT / NOW IDeA〉で開催される。臼井はペットボトルやガムシロップといったプラスチック用品をガラスに置き換えて制作をする。しかし、単に日用品の素材を変えて制作をしているのではない。彼の作品の魅力はインスタレーションにある。
普通の場所に置いてあったら、ゴミと間違えてしまうほど精巧に作られたガラスの日用品は、彼が集めてきた骨董品やファウンド・オブジェクトとともに展示される。すると、ものを取り巻く風景や時間の流れががらりと変わる。そう、まるで茶室にいるかのように、複数のオブジェクトが響き合い、風景が立ち上がり、物語を想起させてくれるのだ。
今回、ブックショップであるユトレヒトのテーブルの上が、臼井のインスタレーションで構成されることになる。過ぎゆく夏の終わりに、私たちにどんな風景を見せてくれるのだろうか。
会期中、28日14時からはイベント「モームとL PACK.」、18時からアーティストを交えてのレセプションが開かれる。
今回、ブックショップであるユトレヒトのテーブルの上が、臼井のインスタレーションで構成されることになる。過ぎゆく夏の終わりに、私たちにどんな風景を見せてくれるのだろうか。
会期中、28日14時からはイベント「モームとL PACK.」、18時からアーティストを交えてのレセプションが開かれる。
臼井良平『Objects on a table』
〈UTRECHT / NOW IDeA〉