ART
カラー写真のパイオニア、ソール・ライターの全貌が明らかに!
January 8, 2020 | Art | casabrutus.com | text_Aya Hasegawa
80歳を過ぎて世界デビューを果たした写真家、ソール・ライターの大規模な写真展が開催。世界初公開作を含む作品や資料からその軌跡をたどる。
2017年、〈Bunkamura ザ・ミュージアム〉で開催された日本初の回顧展が大きな反響を呼んだソール・ライター(1923-2013)の写真展「ニューヨークが生んだ伝説の写真家 永遠のソール・ライター」が、再び同会場にて開催となる。
1950年代からニューヨークで第一線のファッション写真家として活躍したライターは、1980年代に自らのスタジオを閉鎖。突如、商業写真から退いた。世紀をまたぎ2006年ドイツの出版社〈シュタイデル社〉から写真集《Early Color》を刊行。ライターは83歳にして「衝撃の世界デビュー」を飾る。
1950年代からニューヨークで第一線のファッション写真家として活躍したライターは、1980年代に自らのスタジオを閉鎖。突如、商業写真から退いた。世紀をまたぎ2006年ドイツの出版社〈シュタイデル社〉から写真集《Early Color》を刊行。ライターは83歳にして「衝撃の世界デビュー」を飾る。
画家として出発し、ファッション写真を手がけていた彼の色彩感覚は独創性にあふれている。“カラー写真のパイオニア” と呼ばれた個性と才能を持つライターの作品は、世界の写真界に衝撃を与えた。彼は一躍脚光を浴び、その後、世界各地で展覧会の開催や作品集の出版が相次ぐ。2012年にはドキュメンタリー映画「写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと」が公開(日本公開は2015年)。彼は世界にその名を知らしめることとなる。
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