六本木ヒルズに千利休の茶室が登場! 日本建築を生んだ遺伝子とは?
May 2, 2018 | Architecture, Design | casabrutus.com | photo_Sohei Oya (Nacása & Partners) text_Naoko Aono editor_Keiko Kusano
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国宝〈待庵〉(伝 千利休 1581年頃)原寸大再現。大きな窓に面した展示室にある。ここから見下ろす東京の街並や夜景もまた一興。
わずか二畳の小空間にすべてが凝縮された〈待庵〉内部。展示では実際に〈待庵〉の中に入り、千利休の心に思いを馳せることができる。
展示の始まりは目次のようなグラフィックから。企画チームが見出した日本建築の9つの遺伝子が並ぶ。
北川原温《ミラノ国際博覧会2015日本館 木組インフィニティ》(部分)。紀州産のヒノキを使った。香りがほんのりと漂い、五感で建築を感じる展示であることを教えてくれる。
北川原温《ミラノ国際博覧会2015日本館 木組インフィニティ》2015年・ミラノ(イタリア)、撮影:大野 繁。シンプルな工法で組み立てられた木が美しい幾何学模様を描く。
第1章「可能性としての木造」展示室。木の構造美を堪能できる。
磯崎新の《空中都市 渋谷計画》1962年計画案。東大寺南大門を参考にしている。
《古代出雲大社本殿》年代不詳/2018年(CG)、制作:後藤克典。〈古代出雲大社本殿〉の在りし日の姿をCGで再現。さぞや眺めも良かったはず。
《古代出雲大社本殿》復元模型。現在の2倍、48mの高さだったと推測されている。
〈会津さざえ堂〉1797年(江戸時代)重要文化財の模型。一筆書きで上まで昇って降りてこられる二重螺旋構造。これを木造で作ったのかと思うと胸が熱くなる。
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