ARCHITECTURE
槇文彦の遺作となった抽象芸術ミュージアムが、ドイツ・ヴィースバーデンに完成。
『カーサ ブルータス』2024年9月号より
| Architecture, Art | window on the world | photo_(c) Reinhard & Sonja Ernst-Stiftung, Museum Reinhard Ernst, Helbig Marburger text_Yumiko Urae
1993年にプリツカー賞を受賞し今年6月、惜しまれつつもこの世を去った建築家、槇文彦による設計のラインハルト・エルンスト美術館がドイツ、ヴィースバーデンに6月末にオープンした。
20〜21世紀の抽象芸術の収集家のコレクションが収められた美術館は洗練された妥協のないモダニズム建築だ。作品を引き立たせる構造で独創的。景観に溶け込んだ街の新たなランドマークとなった。
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