ARCHITECTURE
SOLSOとSUEP.がタッグ! 環境配慮型の建築プロジェクト。
『カーサ ブルータス』2023年2月号より
January 14, 2023 | Architecture | a wall newspaper | photo_Keisuke Fukamizu text_Hisashi Ikai
齊藤太一率いる〈SOLSO〉が自社オフィスを新築。大地とともに生きる〈KEEP GREEN HOUSE〉とは。
植物の生産、買い付けから、設計&施工、メンテナンスに至るまで、グリーンにまつわるあらゆる事業を手がける〈SOLSO〉。彼らの拠点の一つである川崎のSOLSO FARMの敷地内に、新たなオフィス棟〈KEEP GREEN HOUSE〉が完成した。
「僕たちは植物とともに時間を過ごしながら、常に自然のことを考えています。だからこそ、オフィスも環境にあらがわず、大地の上にポンと置いただけのような場所にできないかなと考えました」
と語るのは〈SOLSO〉代表の齊藤太一。「できる限り自然に素直に従う建物にしたい」、そんな相談を受けた〈SUEP.〉の末光弘和+陽子がまず考えたのは、いかに土地に負担をかけずに構造を維持させるかということだった。
「平らに整地した土地にコンクリートで基礎を作るのが一般的ですが、コストもエネルギーもかかり、土地もいじめることになる。ここでは基礎を建物長辺の両端だけに限定し、その他は元の大地を生かすことにしました」(弘和)
建屋は幅1間のモジュールを地形に沿う形で横方向に連続。内部は既存の土地の傾斜を生かしつつ、リズム感のある自由度の高い空間を作っていった。
と語るのは〈SOLSO〉代表の齊藤太一。「できる限り自然に素直に従う建物にしたい」、そんな相談を受けた〈SUEP.〉の末光弘和+陽子がまず考えたのは、いかに土地に負担をかけずに構造を維持させるかということだった。
「平らに整地した土地にコンクリートで基礎を作るのが一般的ですが、コストもエネルギーもかかり、土地もいじめることになる。ここでは基礎を建物長辺の両端だけに限定し、その他は元の大地を生かすことにしました」(弘和)
建屋は幅1間のモジュールを地形に沿う形で横方向に連続。内部は既存の土地の傾斜を生かしつつ、リズム感のある自由度の高い空間を作っていった。
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