ARCHITECTURE
北海道の大自然と融合する、藤本壮介が手がけた〈カンディハウス〉のメタバース建築。
『カーサ ブルータス』2022年8月号より
July 22, 2022 | Architecture, Design | a wall newspaper | text_Housekeeper
北海道・旭川の家具ブランド〈カンディハウス〉と、建築家・藤本壮介によるダイナミックなメタバース建築が公開中です。
3次元CGで仮想空間を実装できる、建築との相性抜群のメタバース。この夏、建築家の藤本壮介が手がけた本格的なメタバース建築がお披露目された。その名も〈Hokkaido Rock House〉は、木製家具ブランド〈カンディハウス〉のインテリアを提案する空間として設計されたもの。洞窟のようなメイン棟(立体部分)とコンドミニアム(岩壁部分)からなる建築だ。
北海道・大雪山連峰の雄大な自然を舞台とし、内部には〈カンディハウス〉の家具182点が並んでいる。サイトにアクセスした人は誰でもバーチャル上で空間を体験することができる。
北海道・大雪山連峰の雄大な自然を舞台とし、内部には〈カンディハウス〉の家具182点が並んでいる。サイトにアクセスした人は誰でもバーチャル上で空間を体験することができる。
「原初の世界のようであり、同時に未来を感じさせる風景でもある。洞窟の力強さに軽やかさと繊細さが響き合い、そこにカンディハウスの木製家具のエレガントな姿が調和する。時に対峙し、時に一体となりながら生きる、そんな自然と我々との関係性を象徴するような建物ができたと思う」と藤本。
人生初となるメタバース建築の設計については、「何でもできるからこそ、なぜここにこれがあるのかという必然性の定義が難しかったのは発見でした」。
これまでのショールームにはなかった、新しい家具の見せ方が実現した。
人生初となるメタバース建築の設計については、「何でもできるからこそ、なぜここにこれがあるのかという必然性の定義が難しかったのは発見でした」。
これまでのショールームにはなかった、新しい家具の見せ方が実現した。
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