ARCHITECTURE
妹島和世によるプロジェクト模型が詩的に佇む。〈SHISEIDO THE STORE〉ウィンドウギャラリー。
April 11, 2021 | Architecture, Art, Design | casabrutus.com | text_Housekeeper
現代美術家とともに1階ウィンドウギャラリーの制作を行っている、資生堂の総合美容施設〈SHISEIDO THE STORE〉。3月からは建築家・妹島和世の手がけるプロジェクトの建築模型の展示がスタートした。ホンマタカシの撮影による展示風景もお届け!
過去には川俣正、東松泰子、崔在銀、志水児王、篠田太郎の現代美術家たちが手がけてきた、〈SHISEIDO THE STORE〉の1階ウィンドウギャラリー。3月より展示されているのは、建築家・妹島和世による実際のプロジェクトの建築模型、またはそのスタディ模型だ。
ウィンドウを飾る作品は全部で4つ。銀座・中央通り沿いのファサードには、香川県にて進行中の〈新香川県立体育館〉と、中国にて計画中のデザイン&イベントセンターの、ともに屋根のスタディ模型。もう一面には、屋根構造のスタディの過程で生まれた模型と、妹島が手がけた〈YAMAGIWA〉のフロアスタンドライトのプロトタイプが展示されている。
ウィンドウを飾る作品は全部で4つ。銀座・中央通り沿いのファサードには、香川県にて進行中の〈新香川県立体育館〉と、中国にて計画中のデザイン&イベントセンターの、ともに屋根のスタディ模型。もう一面には、屋根構造のスタディの過程で生まれた模型と、妹島が手がけた〈YAMAGIWA〉のフロアスタンドライトのプロトタイプが展示されている。
・ホンマタカシが撮り下ろした展示風景。
施設としての実用性や構造上の要件をふまえてデザインされたものでありながら、その一部に焦点を当ててみたとき、建築がこれほど詩的に映るものかという驚き。それは、ホンマタカシが撮影した上記の展示風景からもよく伝わるはずだ。
固定的な見方や使い方から離れて、いかようにも見られ、使われ、感じられうる余白に満ちた妹島の建築の、エッセンスの一部を感じられる展示だ。
固定的な見方や使い方から離れて、いかようにも見られ、使われ、感じられうる余白に満ちた妹島の建築の、エッセンスの一部を感じられる展示だ。
Loading...