ARCHITECTURE
社会と関わり続ける建築家、槇文彦の50年を振り返る。
October 24, 2015 | Architecture, Design | DAILY Casa BRUTUS | text_Naoko Aono editor_Akio Mitomi
槇文彦率いる槇総合計画事務所は今年、事務所を創立して50周年を迎える。それを記念して開かれる展覧会は3部構成で槇とそのデザインチームの足跡をたどるもの。
第一会場のAギャラリーでは槇の東京大学、ハーバード大学在学中の作品に始まり、事務所開設初期までのプロジェクトを紹介。第二会場のヒルサイドプラザでは過去50年間の単体の建築や大学キャンパス計画などの集合体がどのようなコンセプトで実現され、またその結果どのような情景が生まれたかを見せる。第三会場のヒルサイドフォーラムでは近作をプロジェクトごとに展示する。槇が重視してきたことや彼の建築の社会性を浮き彫りにする展覧会だ。
槇 文彦
建築家。1965年、槇総合計画事務所を設立。主な作品に〈東京体育館〉〈テレビ朝日本社ビル〉〈朱鷺メッセ〉〈4ワールド・トレード・センター〉など。
〈Fumihiko Maki, Maki and Associates 2015 時・姿・空間‐場所の構築を目指して〉
渋谷区猿楽町29-18ヒルサイドテラス TEL 03 5489 3705。月曜休。11時〜19時。〜11月29日。