ARCHITECTURE
隈研吾が設計した虫のための慰霊碑。
September 17, 2015 | Architecture | Window On The World | photo_©Noboru Aoki (SHINCHOSHA) text_Naoko Aono
鎌倉の建長寺に昆虫好きの解剖学者、養老孟司が発案、隈研吾が設計した〈虫塚〉が完成。養老さんの別荘から運ばれたゾウムシのオブジェの周りを虫籠のような金網が覆う。金網には次第に苔が生えるようになっている。養老さんが標本にしてきた昆虫を供養し、訪れる人にも生命の大切さを意識してもらう慰霊碑だ。
![〈虫塚〉](/_next/image?url=https%3A%2F%2Fwp2022.casabrutus.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2016%2F09%2F0916_mushizuka2_666.jpg&w=1080&q=75)
〈虫塚〉
金網が螺旋状にゾウムシのオブジェを囲む。養老さんは鎌倉の出身。建長寺の近くで虫取りに夢中になる少年時代を送った。〈虫塚〉は地球上の多様な生物や環境について考えるきっかけにもなる。
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