20世紀美術の母、ペギー・グッゲンハイムの肉声が語る一生。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

20世紀美術の母、ペギー・グッゲンハイムの肉声が語る一生。

ジャクソン・ポロックを始めとするアートのコレクターとして20世紀美術の流れを決定づけたペギー・グッゲンハイム。桁外れの決断力と行動力で一級のコレクションを作り上げた彼女の肉声が語る映画が公開されます!

“20世紀美術の母”、ペギー・グッゲンハイム。 (c)Roloff Beny / Courtesy of National Archives of Canada
マルセル・デュシャン、ピエト・モンドリアン、マックス・エルンスト、アンドレ・ブルトン、フレデリック・キースラー。モダンアートを代表する豪華メンバーに囲まれてえん然と微笑む女性の記念写真がある。彼らをさまざまな形で支援したペギー・グッゲンハイムだ。彼女は屈指のコレクションと華麗な恋愛遍歴で20世紀美術のミューズとなった。『ペギー・グッゲンハイム アートに恋した大富豪』は彼女の評伝映画。貴重な肉声とともに、アーティストらの人間模様が語られる。
ペギーと彼女を巡る芸術家たちが大集合。デュシャンにモンドリアンにマックス・エルンスト父子……豪華すぎるメンバーにため息が出る。
この映画のもとになったのはペギーの生前に収録されたインタビューテープ。紛失したと思われていたが、ペギーの評伝を書いたジャクリーン・ボグラッド・ウェルドの家の地下室から奇跡的に見つかった。「私はあまり記憶力のいいほうではない」と自伝に書いたこともあるペギーだが、そんなことはない。映画でも20世紀美術のスターたちとの交流が生き生きと語られる。
ミニマル・アートの先駆的存在といわれるブランクーシの作品と。 (c)"Courtesy of the Peggy Gugggenheim Collection Archives, Venice".
ペギー・グッゲンハイムは1898年、ニューヨークの裕福な家系に生まれた。13歳の時に父がタイタニック号事故で死去し、成人後に莫大な遺産を相続する。23歳の時に移住したパリでコンスタンティン・ブランクーシやマルセル・デュシャンと出会う。以来、アートとアーティストはペギーの生涯の友となった。