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過去最高落札額のバスキア作品が6日間限定で初公開!

| Art | casabrutus.com | photo_Shin-ichi Yokoyama   text_Mariko Uramoto   editor_Keiko Kusano

2017年5月、スタートトゥデイ代表の前澤友作がジャン=ミシェル・バスキアの絵画をアメリカ人アーティストの作品として過去最高額の約123億円で落札したことで話題を呼んだ。その注目作が、今日から〈代官山ヒルサイドフォーラム〉で一般公開されている。期間は11月5日まで。

ジャン=ミシェル・バスキア《Untitled》(1982年)。
ジャン=ミシェル・バスキア《Untitled》(1982年)。
アート界に飛び込んだビッグニュースから約半年。オークション後、記念すべき世界初披露の場となったのは学生を対象としたアート・アワードの作品展『CAF賞 展』だ。
バスキアの《Untitled》(1982年)を中心に全5作品が並ぶ前澤友作コレクションの展示室。
バスキアの《Untitled》(1982年)を中心に全5作品が並ぶ前澤友作コレクションの展示室。
CAF(Contemporary Art Foundation)は2012年、前澤によって設立された現代芸術振興財団で、2014年からアート・アワードを毎年開催している。日本人のみならず、日本で美術を学ぶ外国人も応募が可能で、学生であれば年齢もキャリアも問わない。作品においても絵画、彫刻、映像からインスタレーションまでさまざまなジャンルに門戸を開いており、若いアーティストの才能の発掘、育成に力を入れている。
手前は安井鷹之介(東京藝術大学)による大型の彫刻作品《What is your true happiness?》。その奥には大澤晴美(東京藝術大学)の油絵《Picnic》など2点が並ぶ。
手前は安井鷹之介(東京藝術大学)による大型の彫刻作品《What is your true happiness?》。その奥には大澤晴美(東京藝術大学)の油絵《Picnic》など2点が並ぶ。
今回で4回目となる本展では、数百点の応募の中から選ばれた16名、計26点の入選作品を展示。最終日には〈SCAI THE BATHHOUSE〉の白石正美、〈東京都現代美術館〉の藪前知子、〈ライゾマティクス〉の齋藤精一といった、それぞれ異なる業界をリードする審査員らによって公開評議を行い、最優秀賞1名が決定する。
楊徒亞(東京藝術大学大学院)の《remain》は水槽に沈んだ鉄の塊が酸化反応を起こし、次第に錆びていく様子を表現。
楊徒亞(東京藝術大学大学院)の《remain》は水槽に沈んだ鉄の塊が酸化反応を起こし、次第に錆びていく様子を表現。
手の平のiPod Touchをある一定の規則に合わせて親指がタッチするインスタレーション《node hands》。綿貫岳海(情報科学芸術大学院大学)によるもの。
手の平のiPod Touchをある一定の規則に合わせて親指がタッチするインスタレーション《node hands》。綿貫岳海(情報科学芸術大学院大学)によるもの。
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